オリンピックも終わりましたね。日本選手の活躍は凄かったです。感動をありがとう。中でも、羽生選手の四回転半ジャンプの認定は素晴らしかった。メダルには届かず、例え、失敗であっても、チャレンジすることで新たな未来の扉を開いたことは勇気がいることだったと思います。悲しかったのは規定の違反とかドーピング問題ですね。やはり、全てに公平であるように、オリンピックの意味を今一度、考える必要があると思いました。
さて、寒い日が続いておりますが、ご主人様は、このところ、よく映画館に足を運んでいるようです。
まずは、〈ドライブ・マイ・カー〉
村上春樹の原作の映画化です。アカデミー賞にもノミネートされている映画ですが、その理由も頷けました。
たいせつな人を失った、あるいは見捨てた、そんな悲しみや苦しみからの再生のドラマです。人生とか生きることとか、考えさせられました。良き映画でした。日本の映画界も素晴らしいですね。
続いて〈ザ・ナイテッド・ステイツVSビリーホリデイー〉
ご主人様はジャズのお勉強もなさっているので、この映画は非常に興味深かったそうです。
ジャズの女王でありながら、薬物とアルコール依存で苦しんだビリーホリデイ。実は、麻薬取締局から常に標的とされ、無実でありながら罪人に仕立てられた事実もあり、そんなエピソートにスポットを当てた伝記映画です。
標的とされた理由は単に、彼女が黒人で成功した女性だったからです。そして、彼女は自由を求め、人種差別、不当な扱いに戦い続けた。
ビリーホリディは時代に流され、傷つき、薄幸な女性とイメージがあったのですが、本当は、逞しく、可愛く、理知的で、今でいうキャリアウーマンだったのですね。何だか嬉しくなりました。新たな気持ちでビリーホリディのジャズを聞くと、きっと、今まで感じとれなかったメロディが聞こえるかもしれない。とご主人様は言っておられました。時を超え、真実が暴かれる。これは今の時代に向けるメッセージでもあるのです。
そして、〈83歳のやさしいスパイ〉
これはスペイン映画です。ある時、老人ホームに入所しているある女性がいじめにあっていないかどうか、調べてほしいと依頼があり、83歳の紳士は施設に忍び込み、スパイとなるのです。
ほのぼのとした映画でした。人であるならば、やさしさが一番です。そう思いました。
いや~映画っていいですね。一度、映画館に足を運ぶと、また、すぐ行きたくなってしまいます。今度はウエストサイドストーリーを見るご主人様は言ってましたよ。