悲しみのハロウィン

 韓国の梨泰院で悲しい出来事が起きてしまいました。ショックでした。ハロウィンのイベントの中、人流に巻き込まれ、若者の命が奪われたのです。

 ドラマ「梨泰院クラス」は人気があって、ご主人様もよく見ておりました。そのせいもあって、本当にショックな出来事で、どうしてこんなことが起こるのか?と憤りを感じました。このようなことがないように心から願うばかりです。

 日本でも20年前に兵庫県の花火大会で同じようなことが起きたのを記憶しています。

 誰かが気付き、予想し、きちんと誘導していれば、起きなかった事故だったと思います。これからいろいろなイベントや、人が集まる機会はあると思いますが、状況をきちんと判断しなくてはいけないのだと痛感しました。

 ただただ、残念で悲しい・・・

 

 

ワクワクライブ20周年

 明日はハロウィンですね。お花の生徒さんからこんな素敵な写真が届きました。

 ハロウィンにちなんだ巻きずしです。可愛くておしゃれですね。すごい才能だなと思います。思わず、笑みがこぼれ、元気をいただきした。

 さて、先日、安部元総理に対する追加演説が行われました。演説したのは立憲民主党の野田元総理です。素晴らしい演説でした、思わず聞きほれてしまいましたとご主人様は言っておられました。

「あなたが放った強烈な光もその先に伸びた影も、議場に集う同僚議員たちとともに、言葉の限りを尽くして、問い続けたい」

 まさにその通りです。安部氏の光を認めつつも、その影を安易に闇に葬ることは許されないことだと、国民の一人として、そのように思います。

 菅氏は国葬の際、友人として素晴らしい弔辞をなさいましたが、野田氏は、政治家としてきちんとしたお言葉で、政治家・安部氏に対し、ご自身の気持ちを伝えられました。素晴らしかったです。久しぶりにきちんとした礼儀のある政治家を見たような気がいたしました。

 今の日本は、経済の力もなく大変な状況だと思います。政治力があるのなら、何とか改善していただきたいと思いますね。

 そして、わくわくライブがありました。なんと、今年で20周年です。カルチャーのジャズボーカルクラスが母体で始まったみんなのライブ。まさか、ここまで続くとは、夢にも思いませんでした。

 お仲間の力はもちろんのこと、やはり、素晴らしい指導者である三槻先生のお陰です。どんなときにも、生徒一人一人に向き合ってくださいました。本当に感謝の気持ちしかありません。

 皆さん、素敵でした。そして、先生の歌は圧巻でした。20年の年月は凄いです。子供が成人したのですからね。

 ライブの後は、ワイワイ飲み会です。おいしいお料理に、お話もお酒も進んだようですよ。

 久しぶりのライブに、優しいお仲間とのイタリアン飲み会に、ご主人様は楽しかったようです。これは至福の時です。幸せというものは、心を元気にしてくれます。心が元気だと、人様にも自分にも優しくなれるのです。とご主人様はしみじみ言っておられました。

ある日のこと

 急に寒くなりましたね。ご主人様はいきなり、長袖のシャツを着たり、薄手のコートを出したりしておりました。一昨日まではまだ暑さが残っていたので、本当に体調管理が大変ですね。とにかく暖かくして風邪をひかないように・・・ですね。

 数日前に三遊亭円楽氏とアントニオ猪木氏の訃報がありました。本当に寂しい限りです。まだまだお元気で活躍してほしかったです。円楽氏の落語は上手くて面白く、辛口な語りが好きでした。アントニオ猪木氏はその存在で、皆を元気にしてくれました。早すぎるお別れにご主人様はため息をついておられました。心よりご冥福をお祈り申しあげます。

 さて、ある日のこと・・・

 ご主人様は時おり、新宿のカルチャーにお邪魔しております。空に向かう新宿の高層ビル。アングルがお洒落でいいですね。

 ある日のフェラーリ。とあるところに展示されておりました。やっぱりカッコいいですね。カッコよすぎます。随分前ですが、六本木の通りを歩いていたら、フェラーリが何台も列を並べて止まっている光景を目にして驚いたことがあります。あるところにはあるのですね! と思いました。

 ある日のランチ。とあるサークルのランチはお寿司屋さん。お仲間と話も弾み、美味でリーズナブルなお食事をして至福で贅沢な時間を楽しんでいるそうですよ。

 時々はお肉でひとりランチを致します。こちらも美味です。

 ある日の夕暮れの公園です。水面に映る水鏡が素敵でした。ご主人様はうっとりと見ておりました。

 時々、お花を活けたり・・・

 最近、春と秋が短くなったような気もするのですが、どうか、少しでも長く素敵な秋を過ごしたいと願います。

 芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋。そして、今年は値上がりの秋です。本当に困りましたね。なので食欲の秋は我慢することに致します。とご主人様は言いながら、あ財布のひもをぎゅっと縛っておりました。

ご主人様のフラワー便り

 安倍元総理の国葬も終わりました。ご主人様は先にもお話したように、国葬について反対の意見が多くある中で、何故、国葬なのかという説明もきちんとなされていないという観点で賛成ではありませんが、それでも、ここまで進められていたら、執り行わなくてはならず、大きな事故もなく終えたことは一つの形として良かったと思います。

 ただ、これからが問題ですね。政治と宗教、政治と票、カネ、国葬の定義など、オリンピックもふたを開ければ、カネ、賄賂のてんこ盛りで、どちらにしても、きちんと説明をしてほしいですね。私たちの税金を無駄にしてほしくないです。とご主人様は怒りを込めながら仰っておりました。

 さて、九月のある一日は、ライアンの命日です。毎年、同じ日に、神壇を整え、ともに酒を傾け、思い出話をなさっているようです。お鮨にケーキ。バカラのグラスです。あら、グラスには小さな月が…… 

 あれから七年が経ちました。本当に早いものですね。少しばかり、ご主人様はしんみりしておりましたよ。

 花を添えて・・・

 

 近くの公園には秋の花々が・・・

 黄色い花は夏の名残り。綺麗なユリはコンカドール。

季節は秋だというのに、今日の空は夏の空でした。モクモクして美味しそうでした。



 

ご主人様の本便り

 今日はお墓参りに行きたいと思っていたのですが、この雨です。九月の連休は台風の影響で、本当に残念ですね。ご主人様もがっかりしているようです。

 さて、こんな時は読書です、本を読むご主人様です。最近、作家別に読むことが多いようですね。まずは井上荒野氏です。本当に文章が上手な方で、つい、引き込まれてしまいます。

 「しかたのない水」

 これはスポーツクラブのインストラクターや会員を軸に、人には言えない秘密とか、一癖ある男女との恋愛が描かれていて、深刻なような笑えるようなズルズルと引き込まれていく小説でした。

 「静子さんの日常」

 75歳の静子さんの日常を描いたものです。気品があって正義感があって、時おりハチャメチャにもなるけれど、いつも前向きな姿勢にはあっぱれとしか言いようがありません。こんなおばあさんになりたいと思いましたね~優しい気分になりました。

 「切羽へ」 きりはへ

 小さな島で夫と暮らす女性。ある日、この島に本土から一人の男性がやってくるのです。そして、不思議な魅力のある男に、次第に惹かれていく。恋の雫がぽたんとぽたんと落ちていくそのなまめかしさ。心の中を隠しているものの、周囲には、その恋心が丸見えなのです。その気持ちは切羽(トンネルを掘る先端)。先が見えない、何も見えない状態になっていく。しかし、トンネルが出来上がると、同時に切羽の気持ちは消えていくのです。直木賞の作品です。

 「結婚」

 これは結婚詐欺の男と、詐欺にあった女たちの話です。どうして結婚詐欺にあってしまうのか? 結婚とは何なのか? 面白く読みましたよ。

 「アカペラ」 山本文緒 著

 山本文緒氏の小説は好きでいくつも読んでおります。生きづらさが描いていることが多くこの本もそうでした。それぞれの短編を読み進めていると、少し、苦しくもなるのですが、最期には優しい気持ちになります。

 そして、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ氏です。フランスの詩人で作家です。

 とある新聞である方がこの作家が好きで愛読していたと書かれていたので、どんな小説だろう思い読んでみました。幻想小説なのですが、非常に文章が描写力に優れ、詩的で官能的で、とにかく驚きました。ご主人様はやはり難しく読むのが大変だったと言っておりました。

 まずは「オートバイ」

 主人公は結婚したばかりの女性、しかも愛人がいるのです。ある日の朝、彼女は家を出てオートバイに乗り、彼に会いに行こうとする。オートバイに乗りながら、昔のことを思い出いたり、愛人のことを考えたりとするのですが、その描写が素晴らしくて、フランスのその街にいるような気分になりました。そして、最期は・・・

 「すべては消えゆく」

 これも、パリの地下鉄で、一人の女性と出会い、心を奪われてしまうのです。そして、その女性の手に思わず接吻をしてしまう。そこから淫らで美しく、まさに官能的な幻想が始まるのです。

 ご主人様は友人や、あるいは雑誌や新聞などで、評判が良いとか、おすすめの本の紹介があると、興味にあるものは、つい買ってしまったり、図書館に予約を入れたりするそうです。このアンドレ・ピエール・ド・マンディアルグという作家も、読んだこともなく知らなかった作家なのですが、やはり、読んでみて良かったと言っておりました。ちなみに、「オートバイ」はアラン・ドロン主演「あの胸にもう一度」と映画化されました。そして、「ルパン三世」の峰不二子のイメージは、この「オートバイ」の女性をモデルにしたそうですよ。皮のスーツを着てクールにバイクにまたがる姿。カッコいいですね!

 ご主人様はとある新聞を取っているのですが、(朝日新聞なんですが)キャンペーンがあり応募したところ、当選したそうです。賞品はなんと〈天声人語書き写しノート〉等でした。これはもっと新聞を読み、勉強をしなさいということですね、きっと。

 真面目に天声人語と向き合います。とご主人様の声。

 

ご主人様のシネマ便り

 ご主人様はこのところ、TVでエリザベス女王国葬やイギリスの様子を見ております。国葬は素晴らしく美しく感じられました。エリザベス女王がいかに国民に愛された方だということが手に取るようにわかりました。慈悲深く、真面目で、優しくユーモアがあり、チャーミングで、イギリスは勿論のこと、世界から尊敬される方でした。今更ながら、素晴らしい方だと痛感いたしました。

 日本からも天皇、皇后も参列なさり、その姿も素晴らしかったです。

 日本でも近々、安倍元総理の国葬がありますが、如何なものでしょうかと思います。やはり、国葬は国民にどれだけ触れ合い、気持ちを寄せ、愛されている人物なのか?が大切なことだと思います。どうにもこうにも、国葬に反対する国民が多数いる中で、話し合いもせず、正直に言えばとても日本が恥ずかしく感じます。と、ご主人様は思いながら、イギリスの美しい景色の中、国民に寄り添った女王の棺の行方を見ておりました。最後は愛する方の元へ旅立つのでしょう。

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、ご主人様は「ブラックバード」という映画を見たそうです。

 先日、フランスのゴダール映画監督が、自ら安楽死を望んでいたことが記事になり、驚いたのですが、この映画も、自死を扱った映画でした。

 治る見込みのない病を抱え、数か月後には寝たきりになってしまう現実と向き合いながら、家族に迷惑をかけることを拒み、家族との楽しい思い出を最後に旅立ちたいと願う一人の女性と、その家族の葛藤をえがいたものです。

 主人公の気持ちが分かれば分かるほど、されど、命は神様が決めることで、それは運命としかいえないものだとも思い、答えを見つけることが出来ず、とても考えさせられる映画でした。

 主演のスーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレッドが素敵でした。

 場所はさいたま芸術シネマです。ご主人様は、この映画館が大好きで良い映画があると、時々、お邪魔していたそうですが、何でも、改装工事があるらしく、一年と半年ほどは休館だそうです。少し寂しいですね。

 月に一度は一緒に映画を見に行こう!これはライアンとの約束でした。今はひとりで行くのですが、やはり、その約束は守っていこうと思います。ライアンと一緒にいる気分でね・・・とご主人様は言っておりました。

 

 

十五夜

 昨日は十五夜でした。月がとても綺麗で、しばし、ご主人様は見とれておりました。

 さて、イギリスのエリザベス女王の訃報がありました。国民を愛し、信頼され、女王にふさわしく、やさしく謙虚で存在感の素敵な方でした。何とも寂しい思いです。

 葬儀は国葬だそうです。エリザベス女王と安倍元総理の国葬では、随分と違いますね。街を歩けば、「安倍元総理の国葬反対!」と呼びかける方々もいらっしゃいます。どうにも、国民の気持ちには寄り添っていないような気も致します。宗教といい、オリンピックといい、自国の政治を信頼できないことは本当に残念でなりません。と、綺麗な月を見ながら、主人様は呟いておりました。

 風が少し涼しくなってきました。これからは秋の出番です。どんな秋になるのでしょうか・・