Anything Goes

旅は非日常の出来事。そしてミュージカル鑑賞も非日常なのだ。
行ってきましたよ。ミュージカルに。題して「Anything Goes」エニティング・ゴーズ!理屈抜きに面白かったです。
「Anything Goes」といえば、ミュージカルの中のミュージカル。コールポーターの最高傑作と、金丸師匠は言っておりましたが、本当にそうでした。ドタバタ喜劇で、それぞれのいろんな思惑もあるのだけど、まわり廻ってみんなハッピーになるミュージカルです。主演は瀬奈じゅんさんと鹿賀丈志さん。元気いっぱい、そして、余裕の演技で、楽しませていただきました。
そして、ミュージカル界のプリンス、田代万里生さん。彼は音楽家一家に育ち、クラシックもきちんと勉強された方で、歌声が素晴らしかった。綺麗な高音でウルウルになりました。圧巻は押し寄せるようなダンスシーン。やはり、これは本場のものを見たいワネ。いつか、日本で上演の機会があったら、是非見て見たい。
一番嬉しかったのは、コールポーターの音楽。殆ど知っている曲ばかりで、ついつい口ずさんでしまいました。意地悪なほどお洒落。それが、コールポーターなのよね。
ジャズのエッセンスで、心がスウィングして、帝国劇場の帰り道、綺麗なイルミネーションがこれまた、心をリッチにしてくれました。そんな銀座の夜でしたよ。