3月のある日

3月14日、北陸新幹線の開業がありました。なんて素敵お姿なんでしょう!スマートでまさにイケメンと言う感じですね。名前のように輝いておりました。鉄道ファンではなくても、何となくウキウキした気分のご主人様。金沢いいな。兼六園も行きたい。美味しいもの沢山食べたい!そして、足を延ばして、新潟や佐渡ケ島もいいですね。
今までと比べ、1時間以上縮まるのは大きな意味があるのだ。体が楽なのは勿論であるが、逆に、その分だけ、その土地に長くいられるわけで、つい、お得感をつい感じてしまい、いつの日かと楽しみにしているご主人様でした。

そして、3月11日。あれから4年経ちました。復興は進んでいるようにも思うし、まったく変わっていないようにも思う。人はこの日を決して忘れないでしょう。いえ、忘れることは出来ないのだ。あの日、ライアンは真っ先にご主人様を案じ、そしてご主人様も同じように思っていた。携帯の電波もままならず、家族とも連絡がとぎれとぎれで、本当に不安に心が萎えそうだった。
ご主人様は北から南に中山道を3時間も歩き、妹のQ子は南から北へ同じく中山道を歩き、ある橋のたもとで、偶然にも出会うのだ。まさに劇的な再会で、思い出すだけでも涙が出てしまう。家族を思いやる力というか、あるいは神の施しなのか?説明できない何かを感じた。それは「絆」なのかもしれません。

こんなことは二度と起きないでほしい。と願っても、それは約束出来ないことなのだ。ただ、私たちはこれからも多くのことを学び、覚悟も決めて考えなくてはならない。

昨今、世界中でテロ行為が起こり、それに対して阻止する活動をしているが、逆にその組織の仲間に入りたいと言う若者も増えており、これはどのように考えればよいのだろうか?
忘れていけないのは、70年前に戦争があったこと。傷ついた者の多くは女性、子供の弱きものであり、何よりも愛する者を失う深い悲しみなのだ。

3月11日は忘れない。悲しいニュースの中で、今、自分や家族、愛する人々が元気でいることに感謝した。生きているって素晴らしい事だと思った。だから、例え、何があっても後悔しないようにしっかり生きようと決心した。それをあの震災は教えてくれた。人と人との「絆」プロジェクトは今も尚、ご主人様の心に留まり、小さな炎を燃やしているのです。