何となく家でポーとしているご主人様。時間はあってもやる気が起きないのです。
そんな中、何人かのお友達がご主人様宅を訪ねました。
幼友達のＹさんに「落ち着いたら、ライアンと一緒に行ったところに旅してみようかな？」と言ったら、「そうよ！家でメソメソ泣いてばかりいるご主人様を見たら、心配しちゃうわよ！それより、どこか出かけたほうが良い。ライアンと一緒に行けばいいじゃない！」なんて仰る。
hiromiさんは電話で「そうよそうよ！ライアン人形と一緒に出掛けて、写真を撮るとか・・どうかしら？」「ライアンと一緒なんだから、きっと喜ぶわよ」と言う。
妹のＱ子においては「お願いだから、家にいないで！何でもいいから、ジャズでも花でも映画でもいいから必ず外に出かけて！」と少々重々しくいうではないか。
そして、ジャズの仲間のＨ子さんは何でもシニア大学に通っているらしく、その講師はこう言うのだ。
「年を取ったら、一番大事なことは「教育」と「教養」です。」
実は、教育とは「今日行くところがある。」
そして、教養とは「今日用事があること」だそうだ。
成る程、そうだったのか！まさしく目から鱗とはこのことね。
何気ない会話の中で、ご主人様への労りが感じられ、大いに慰められているようです。持つべきものは「女友達」ですね。本当に有難う！
何となくその気になるご主人様。
昨日は神保町のブックフェアがあった。良くライアンと一緒に出かけた場所。勇気を出してお出かけしてみました。
お世話になっているＴ氏もこのフェアに出店をしていたので、ご夫妻にご挨拶をして、（失礼ながら、何も買わなかったご主人様。）あたりを散策。
勿論、ライアン人形も一緒に。
こんな感じです。
足取りは何故か御茶ノ水方面に向かい、気が付けば、以前、入院していた病院の前に。
毎日、この場所に通っていたご主人様。ライアンはいつも喜んでくれていたっけ。
いろんなことを思い出したら、涙が出ちゃいました。
もう一度、ライアンの温かい手に触れられたら・・・。
そんな思いに駆られたようでした。
