幸せの記憶

九州の集中豪雨、被災された方々には心が痛みます。お亡くなりになった方もおり、言葉を失います。それでも、是非頑張って頂きたい。何も出来ませんが、せめて、募金でもお送りしたいと思っております。
このところ、あちこちで地震もあり、自然の出来事には人は無力であり、不安ですね。日常が何もなく穏やかな日々であってほしいと切に思います。

さて、ライアンの入院から、10年以上続けていたボーカルハウスの個人レッスンを中断し、金丸師匠のレッスンのキャンセル待ちということで、お願いしていたのですが、何と先月、「空きが出ました。」という連絡があったのです。
先生は凄く人気のある方なので、ご主人様としてはとうに諦めていたのですが、こんなラッキーなこともあるのですね。

思えば、レッスンに通っていたあの時は、心配もなく不安もなく、忙しくただ、淡々と生活をしておりました。
何もなかった日々は実に幸せなことだと、心から思います。

ライアンの入院からずっと、二人は闘いの日々で、そして、ライアンが神様になられてからも、今度は「悲しみ」という言葉に変えて、ご主人様に戦いを挑んでくる。今までゆったりとした心なんて忘れてしまいました。

今日はその初レッスン。久々にレッスン、そして、師匠にお会いできること、大変うれしいです。
ですが、嬉しいのはそれだけではないのです。4年前まで、レッスンに通っていたご主人様はライアンもいて、とても幸せだった。何というか、その幸せの記憶が少しずつ蘇り、あの頃の思いに戻れるのではないか?そんな気がしてならないのです。
あの頃と同じ電車に乗り、同じ道を歩きながら、ご主人様はふと、そんなことを考えておりました。