二十三回忌

あの大雪から一週間経ち、ようやく平常に戻れたかと思っていたのですが、今週末には再び寒くなるようで、ちょっと心配ですね。
角界では「栃ノ心」の優勝。平幕優勝は6年ぶりだとか。
栃ノ心の優勝。アッパレでございます。嬉しいニュースですね。しかし、それは、先輩力士があまりにもだらしないということかしら?いずれにしても、角界は波乱が続いておりますワネ。

さて、昨日はご主人様のお父様の二十三回忌の法要がありました。家でお坊様にお経を挙げて頂くために、ご主人様はその準備を致しておりました。
白い布ををかけ、仏壇の位置を変えます。
経机をこしらえ、仏具を置きます。
火立、香炉の灰は綺麗にして滑らかにします。
鈴台、お鈴布団、鈴と重ね、その手前に撥を置きます。
仏花を活け、最後はお坊様のお座布団です。
こういう時のご主人様は実にテキパキと楚々としているのです。その姿は誠に美しいものです。

実はご主人様のお父様は、仏教には、精通したお方で、昔は大きな仏壇があり、過去帳には、親族、知人の名をのせ、一人、思いやっていたようでした。
法要には古い仏具を用いました。
大きな鈴の音は、静かで厳かで、哀愁すら感じられる音色が致します。
白檀の香りもそれに色を添えます。

仏様はお線香が大のご馳走とよくお聞きいたしますが、それが本当でも、そうでなくても、線香を手向け、故人を思うことが大切なことだと、ご主人様を見て、私もそのように思います。

法要が終わり、「Y」という料亭でお食事を致しました。
お父様のお写真を飾り・・・