三月大歌舞伎

桜が咲いたニュースもありましたが、今日は冷たい雨と雪のニュース。
寒いですね。春分の日だというのに、いきなり冬に舞い戻ってしまいました。

さて、昨日、ご主人様は久しぶりに歌舞伎を観てまいりました。
演目は「国性爺合戦」「男女道成寺」「芝浜皮財布」
内容は割愛致しますが、「国性爺合戦」の愛之助さん、素晴らしかったですね〜元気いっぱいに荒事を演じておりました。初演だそうですが、その意気込みにすっかり魅了されました。

「男女道成寺」はお馴染みですが、雀右衛門さん、松緑さんの見事な美しい踊り。1時間ほどの演目でした。日本舞踊はしっとり踊るものと思いしや、その運動量は目を見張るものがあり、こちらもすっかり魅了。

「芝浜皮財布」は人情溢れる世話物。芝翫さんのひょうきんな演技が楽しく、素敵でした。やっと「芝翫さん」って言えました。ちょっと前までは「橋之助さん」と呼んでおりましたが、すっかり大御所の貫禄ですね。

やっぱり歌舞伎は良いです。上質な贅沢です。それは心の教養と栄養なのです。昨日は5列目で観ていたのですが、本当によく見えました。役者の表情や息遣いも感じ取り、細やかな演技にウルウル感動のご主人様でした。

「男女道成寺」は四世中村雀右衛門七回忌追善狂言ということで、演目の最後に舞台より手ぬぐいがプレゼントされました。ご主人様は5列目でしたが、結局、手ぬぐいは取れなかったのですが、その後の休憩に隣にいた方が、「私よりあなたが使った方が良いと思ったのでどうぞ」と言って、手ぬぐいを下さったのです。こういう方がいらっしゃるのは実に嬉しいですね。そのお言葉に甘えさせて頂きました。
手ぬぐいはこんな感じです。