命日

今日は亡き末妹の命日です。ご主人様はある時間になると、線香を立て、手を合わせました。黙祷です。少し涙ぐんでいるようでした。
昨日は、『一周忌』を自宅で行い、お坊様にお経をお願いいたしました。
お坊様曰く「亡くなられた方はそれぞれ、神様や仏様になられるのですが、すべて、良き神や仏という訳ではありません。やはり、ご遺族の方や遺された方々が故人を思い、このようなご供養をされることが故人様にとっては良き励みとなります。」と。
無宗教のご主人様でもそのように思います。それが本当でも、あるいは嘘でも・・・
やはり家族ですから、いつまでも忘れず愛でていく。それがご主人様のお仕事なのです。
妹は向日葵が好きだったそうで、仏花と向日葵を活け飾りました。

ご主人様はご法要の支度をし、以前、お父様が使っていた仏具を使うのですが、お輪の音が実に良いのです。古く大きなものですが、とても厳かな気持ちになり、過ぎて行った時間が蘇るようでもあります。
こんなに暑い日に逝ってしまったんだな〜と、向日葵の季節に、一番向日葵が綺麗な時に・・・妹らしいと思いました。

法要を終え、席を変え、近くのお懐石で故人に献杯。お料理はとても美味しく、綺麗な器やお料理で気持ちが癒されました。















個室から見た庭園は・・・





晴天の空、何故かグレーの雲も見えました。





一年って早いですね。そうして時間が過ぎることで初めて気づくことがあるのでしょう。生きていることはまだ修行の身なのかもしれません。頑張らなくちゃ!とご主人様。