続・本を読むご主人様

解せない事ばかりが起こりますね。
とある政治家がLGST(性的少数者)に対して『生産性』がないとか、趣味の一部だとか、あまりにも理解に苦しむ発言です。
そういう政治家こそが『生産性』がなく、何も生まれてきません。

子供を授かり、今後の人口も保ちつつ、国の活性を望むなら、まず、その環境の対策をしなくてはなりません。
然し、個人として家庭を持つことが全て国の対策の一部である『生産性』という言葉に置き換えるのは如何なものかしら?
子供がいない者でも社会と向き合い活躍する人もいます。そういう人は『生産性』がないのかしら?
官僚と大学の癒着不正入学もあれば、とある医大は女子の数を減らそうと一律に減点にしたとか・・・
今必要なことは『人道的』。統計上の生産ではなく、個人の損益計算書でもない。人としてどうなの?そうじゃありませんか!

さて、話は変わって本です。
赤川次郎氏の『午後0時の忘れ物』
ある時、バス事故が起こり、多くの方がお亡くなりになりました。遺された者は悲しみに咽ぶ日々。
そんなある日、それぞれの人にメッセージが届く。
「今夜十二時に○○バスターミナル   ××」と。
それを見て、今は亡き愛しき人に会えるのではないか?と勇んで駆け付けるのですが・・・・

赤川次郎氏のミステリーはあまり怖くもなくて、何故か楽しくて読みやすい。
昔、ライアンが『赤川次郎の本を読んだ人は本を読むのが好きになる。そういう貴重で素晴らしい作家』と言っておりました。
なるほど。そうか!とご主人様。
気負いなく楽しく読める。若い方々にも人気の作家で、頷けました。読後感はさわやかで面白かった。亡き妹もファンでした。

死者からのメッセージ、そんなことがあればいいなと思います。ご主人様なら、すぐ飛びついてしまいますね。
お盆が近づく中、そのように思う方も多いのではないでしょうか?