音楽のちから

歌手のアレサ・フランクリン氏がお亡くなりになりました。「ソウルの女王」ですね。ソウルはご主人様の青春時代でもあるのですが、アレサ氏の事は良くは知らず、バカラックの「小さな願い」は好きだったことくらいです。一度、歌いたくて練習したことがあったのですが、凄く難しくて相当のパワーと声を持っていないと無理だとわかり早くも断念した記憶があります。

クリントンオバマ元大統領の前で歌われたり、黒人女性として公民権運動や女性解放運動の象徴的存在で、あのトランプ大統領さえも弔意を表したと聞き、凄い方だったと思いました。黒人であることを歌うことによって真実を世の中に伝えていったのだろうと思います。
人種差別が吹き荒れる中、ずっと戦ってきた。そんな気がします。
フランスの文豪、ビクトル・ユゴーは『音楽は人間の言葉で言えないことで、しかも黙っていられない事柄を表現する』と言っていたそうな・・・そんな文章が新聞にあり、ナルホドと思いました。音楽は素晴らしい。パワーにも癒しにもなるのです。

マイケル・ジャクソンの他界から、黒人シンガーの声が聞こえなくなり寂しいと思うご主人様。
最近はジャズでも白人美人シンガーばやりで、ソフトで甘く、軽さのある音楽が多く、素敵ではあるけれど、やはり物足りなさを感じます。
今一度、あのパワフルな音楽、切れの良いダンスを見たい。どっぷりと深いブルースを聞きたい。そんな気になりますね。