二月大歌舞伎

いろんなニュースがありましたね。

はやぶさ2の小惑星リュウグウへに着陸成功、嬉しいですね。

トラブル続きでしたからね~

北海道では昨年に続き、大きな地震がありました。日本は素晴らしい国だけど、災害が多い国でもあります。地震と聞くとつい身構えてしまうご主人様。どうか被害がありませんようにと切に祈ります。

タレントのHさんは舌癌の告白をなさいました。さぞかし辛い決断だっと思います。どうか元気になって頂きたい。陰ながらエールを送ります。

『神様はその人に乗り切れない試練を与えない』という言葉がありますが、ご主人様も、いろんな悲しみがある度、そのように思うようになったと聞いています。それは本当は神様はいつも見守っているということなのですよ。

あるTVの司会者がある方にその物言いを取り違えた発言をして問題になっているようですね。それって、とある大臣の失言と同じですね。

24日は天皇陛下の存位30年のお祝いの式典がありました。平成という時代にそろそろお別れですね。ご主人様も新しい時代を迎える準備をそろそろしなくてはならないのかな?

時代は変わろうとも、人であることに変わりはありません。優しさや憂いや愛情も受け継がれてゆくのです。勿論、お芝居も・・・

ということで歌舞伎です。今回は『初代尾上辰之助さんの三十三回忌の当たる年』で、当時、大変得意とされた演目を、息子である尾上松緑さんをはじめ、素晴らしい配役で演じておりました。

初代辰之助さんは四十歳で永眠されたそいうです。息子の松緑さんはかなりお小さかったのでしょう。ご苦労されたのだと思います。そのような思いで松緑さんを観ておりました。

『熊谷陣屋』

源氏の武将である熊谷治郎直実は平経盛の三男、敦盛を討ち取ったとある。そかし、敦盛は後白河院のご落胤であるため、密かに救うようにと命じられていたのです。その意向を察し、実の息子を替え玉として差し出す。ということで、人の世の無常を中村吉右衛門さんが見事に演じておりました。

これは良く見ていた芝居です。子を亡くした母の嘆き、そして、それ以上の父親の苦しみが、主君に逆らえない乱世の無常を表しておりました。

『當年祝春駒』

ここは早春を迎えたとある武士の館。

〽めでたや~〽めでたや~

と春の踊りの中に二人の芸人が仲間に加わる。しかし、その芸人は仇討を企んでいたのです。結末はほろりとするオチがありました。

『名月八幡祭』

松緑さん演じる)田舎の貧しい商人伸介が、(玉三郎さん演じる)深川芸者の美代吉のひとめぼれ。

ある日お金に困った美代吉に、一緒になるという条件でお金を工面する新助。しかし、美代吉に別なお金が入ると、新助の約束はなかったことに・・・と邪険にする。実は、新助は全ての家財を売り払っていたのです。そして、やがて・・・新助は気がふれ、美代吉を殺めてしまう。

美代吉を取り入る優男は仁左衛門さんが演じており、素敵でしたね~かっこいいです。玉三郎さんは本当に美しいです。松緑さんはご立派でした。

良き芝居を観させて頂きました。

そういえば、昨年の十二月も歌舞伎に伺いました。

演目は・・・

『幸助餅』

(松也さん演じる)餅米問屋の幸助、相撲に夢中になり、力士の雷のご贔屓になる。しかし、店は傾き、一文無しに。人情劇でほろりと致しました。実に泣かせる話でした。

情けない幸助を演じた松也さんは勿論の事、力士役の中車さんは見事でしたね。

『於染久松色読販』

お染役の中村壱太郎さんの七役が見所。はつらつと美しかったです。

今更ながらですが、まずはご紹介。

f:id:salii:20190218221135j:plain