芸術の冬

 

 師走ですね。何かと忙しくしているご主人様です。21日にはファミリーライブを控えているので、それもあるのでしょうか?何となく落ち着かない様子です。さて、1週間前になりますが、S会のお仲間が芝居をされていて、ご主人様は観劇に伺いました。

「トラック島のヘル」

 従軍慰安婦のお話です。戦中、戦後と戦争と関り戦った一人の女性の悲しい話でした。韓国の慰安婦問題もありましたが、当然ながら日本にもいるのです。

 お国の為に働いてきた。兵隊さんと同じように戦った。そんな自負があるからこそ生きていけたのに・・・結局は自身で命を絶ったそうです。当時の実話や証言をもとに、演出されたものです。

 見ていて、胸がえぐられるように辛くなりました。痛々しい女性の悲しみに苦しくもなりました。しかし、たとえ苦しくても、そのような現実をきちんと伝えなくてはならないし、向き合わなくてはいけないのです。シアターのチラシを見ていたら、戦争に関する芝居が沢山あり、少し驚きました。どこかの議員がいともたやすく思慮も用いず、戦争発言をなさいましたが、非常に恐ろしいことです。本当の戦争を知る人が少なくなる今、やはり、伝えなくてはいけないのです。

 小劇団のお芝居は暗い題材が多いのですが、同時に社会の隅にあるもの、大切なものを教えてくれています。主役の役者は見事に演じ切りました。素晴らしいです。感動しました。お仲間に挨拶してシアターを出るときは、何だか少し優しくなったような気が致しました。とご主人様。

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 そして、先日、お花のN先生のクリスマスライブが六本木オール・オブ・ミークラブで行われました。老舗のお店ですね。

 Nさんは十代の頃からジャズのお勉強されていて、ベテランの方です。年月を経てもいいろんな曲にチャレンジして素晴らしいと思いました。情感のあるヴォーカルも素敵ですが、今回のピアノは清水絵里子さんで、本当に素晴らしかったです。数年ぶりにお聞きいたしましたが、パワフルで躍動感があって凄くお洒落でした。やっぱりジャズは良いですね。至福の時間。ラッキーな一日でした。

 お芝居を見て音楽を聴いて、沢山の元気を頂きました。ご主人様も頑張らないといけませんよ。ライブはもうじき・・・