名店の閉店

 外出自粛の中、県外にいかれる方もいるようですね。海でサーフィンとか、ビーチバレーとか、そして、パチンコとか、少し驚きました。外出自粛と言うのは、自宅にいて、人との接触を減らし、ウィルスに感染しないように、そして感染させないようにするということです。

 ニュースでは今が頑張り所で、暫くの辛抱だと言っておりました。先日、近くの公園では若者7~8人が固まってお酒を飲み、盛り上がっていたり、小さな子供たちとそれぞれの親が集まって、マスクもせずに楽しそうに話をしていたり、どうかな~と思うのはご主人様だけかしら?

 さて、このコロナウィルスの影響で、歌舞伎座の向かいにある『木挽町辨松』が20日に閉店されました。創業152年のお弁当屋さんで、多くの歌舞伎役者にも愛された名店です。ご主人様もよくライアンと歌舞伎に行くたびに頂きました。冷めても美味しいようにと、少し濃いめの味付けで、江戸の男前と言う感じの美味しさでした。

 最後にもう一度、味わいたかったというのが本音です。コロナがなければ、きっと続いていたと思うと、悔しい気持ちでいっぱいになります。

 コロナは日々の暮らしを奪い、仕事や生活に危機感を与え、そして、命までも奪おうとしている。何とか皆で乗り切りたい。そのように思います。

 もう一度、あの名店の味を・・・とご主人様はうつむき呟いておりました。