続・ご主人様の本便り

 緊急事態宣言から早10日ですが、人通りも結構あって、あまり効果がないようですね。助成金も本当に困っていない方には行き渡っていないような気もして、なんだか余計な心配をしてるご主人様です。少しでも明るい兆しが欲しいものです。

 さて、ご主人様の本便りです。最近読んだ本をご紹介させていただきます。

 まずはアンソニーホロビッツ著 『その裁きは死』

カササギ殺人事件』から愛読してますが、面白いです。現実に限りなく近い

小説で、ワクワクして読みました。ライアンがいたら、沢山、本の感想をお話しできたのにな~と、思いますね。是非!

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 そして、村上春樹 著 『一人称単数』と『猫を棄てる』

『一人称単数』は短編でどれも読みやすく面白かった。それとなくセクシーと言うか悩ましくて、それが良い作品ですね。

『猫を棄てる』はお父様の事をモチーフにしており、息子の僕のどうしても相寄れない苦しさや感謝とか、そんな気持ちを赤裸々に語っています。ただ、小説ではないので、その意味では重く感じました。

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 『ライオンのおやつ』小川糸 著 と『平場の月』朝倉かすみ 著

どちらも生と死をテーマに描かれています。病に伏し、いつかは命が失なわれることを切々と思いながら、それでも、恋をしたり、どんなときにも優しさを忘れずにいて、とても良い小説でした。悲しい小説ではあるのですが、何故か希望の光が見えるようでした。

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 『1ミリの後悔がない、はずがない』 一木けい 著

これは〔女による女のためのR-18文学賞〕の作品です。様々な性愛による男女の機微といいますが、現実味があって、人肌のぬくもりを感じました。最後はほっこりとした人間愛をのぞかせています。

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 これは図書館で借りたものですが・・・

内向の世代古井由吉氏のエッセイ『人生の色気』は誠に文学的で色気とは何ぞやという事が分かったような気がしました。色気と言うのは、その人が醸し出すもので作れないものです。世の中、どんどん合理的で便利になりましたが、不便だからこそ味わえるものもあるのです。

 例えば〔愛の不時着〕が人気があったのは、合理的ではなく生活ぶりや土地が不便であったからこそ、共感できる応援したくなる恋愛になったのだと思います。

男も女も色気がないと駄目ですね。とご主人様。お勉強になったようですよ。

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 『ゼロトレ』石村友見 著

ヨガのインストラクターの方で、ヨガの基本から身体を整える方法が書かれています。実際に、本のようにはいかないのですが、姿勢がすべてであるというのは納得がいきました。まずは姿勢を正してきちんと歩く、そこからがスタートかな?

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 まだまだあるのですが、今日はこの辺で・・・またご紹介いたしますね。