ご主人様のシネマ・芝居便り

 気が付けば11月の半ばで季節の移り変わりは早いですね。クリスマスケーキやおせちの予約のお知らせなど、気分は既に師走。

 アメリカの大統領はトランプ氏になりました。以前の時も驚きましたが、今回も同じ驚きです。また、あの「アメリカファースト」がやってくる。日本はどうなるのかな?ちょっと心配なご主人様です。既に黒人に対しての人種差別も始まっているとか…それにしても、当選するということは今のバイデン政府に不満をお持ちの方が多くいらっしゃるということで、目には見えないものがたくさんあるのですね。

 兵庫県知事には前知事の斎藤氏に決まりました、何でもSNSの効果だそうです。同時にSNSで誹謗中傷された方もいらして、何が本当なのか? よくわからないご主人様です。先日は衆議院の選挙がありましたが、今回は最高裁判官の選出に(辞めて欲しい方に×をするというものですが)投票した方が多かったそうです。それもSNSの影響だとか。SNSは有難いような迷惑なような…やはりよくわからないご主人様でした。

 さて、先日、ご主人様はミュージカルの鑑賞を致しました。「SONG WRITERS」です。いつかはブロードウェイでミュージカルをしたいと夢を持つ作詞家と作曲家の話です。曲作りに没頭するうちに芝居と現実が交差して、予期せねことが次々に…という内容ですが、ミュージカルならではの歌声も素晴らしく演出も洗練されたもので凄く面白く、最後まで盛り上がり楽しめたとご主人様は言っておりました。

 音楽プロデューサーは森雪之丞氏、そして演出は俳優の岸谷五朗氏。役者さんも素晴らしかったです。あんなに気持ちよく上手に歌えたらどんなにいいかしら? ね。

 銀座の夜はステキなイルミネーションでした。一人で楽しむのはもったいないな~。

 そしてシネマです。フランス映画「ベルナデット 最強のファーストレディ」。

 元シラク大統領の奥様、ベルナデットの実話をもとに大きく自由に脚色した内容になっていて、フランス式洗練されたジョークなど大いに楽しめました。主演はカトリーヌ・ドヌーブ。本当にお綺麗で今も色あせることのない大女優ですね。

 ご主人様の周りには音楽家の方が何人かいらっしゃるのですが、その中でも、元、交響楽団で管楽器をされていて、ビッグバンドでも活躍し、リタイヤした後でもオーケストラの指導に当たっているK氏がおり、先日は「吹奏楽と共に歩んだ音楽活動75年」という講演があり伺いました。大変奥が深く、それぞれの楽器の音色がそろうことの難しさ、楽器の改良など、人知れず緻密な研究がなされて、今の音楽があることを知り、大いに感銘を受けました。音楽は深く、芝居も映画も深い。

 燃ゆる秋、この一週間は芸術の秋にご主人様は酔いしれていたそうですよ。