熟女たちの宴

 毎日暑いですね~というのが挨拶になっている今日この頃ですが…

 さて、久しぶりにシャンソン教室の方々とお食事会がありました。随分前の教室ですが時々、こうして一緒にお食事やおしゃべりを楽しむのです。こういうお友達がいて嬉しいわね!とご主人様。

 とある新宿の中華でした。まずはビールから乾杯!

 そして今度は神保町で、数年ぶりにキャリアウーマンの熟女に会いました。懐かしい話に花を咲かせ、イタリアンを頂きました。ボリュームたっぷりで、久々のイタリアンでしたよ

 いつかのお寿司屋さん。妹のQ子と一緒です、鮪三昧を致しました。

 たまには人に会い食を共にする。こういう時間は大切でホントの贅沢だな~と思います。とご主人様は言っておりました。ご縁って素晴らしいです。と。

 

ご主人様のシネマ便り

 暑いが続いておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか?梅雨なのだけど、空梅雨なのか?とはいっても急に大雨になったり、よく分かりませんが、それでもかなり暑いですね。今年の夏はどうなるのでしょうか?

さて、はや7月です。先月はご主人様のライブがありましたが、無事楽しく終了したそうですよ。多くのお客様に来ていただき、ご主人様も嬉しそうでした。皆さま有難うございました。ホッと一息のご主人様です。

 先月はなにかと忙しかったのですが、それでもご主人様は映画やお芝居、コンサートと足を運んだようです。まずはご紹介いたしますね。

 「国宝」

 今、とても人気のある映画です。ある事件が元で孤児になった青年が歌舞伎役すべて者の家に住むことになりました。そして、その子供と一緒に歌舞伎の稽古をするのです。

 芸に一生をかけた男の話、いや、男の友情、いや、役者を愛した女の話、いや、すべてがある映画でした。

 主演の吉沢亮氏、横浜流星氏、素晴らしかったです。女形が美しく、本当の歌舞伎役者のようでした。ワキを固めるのはベテランの役者さんの面々。久しぶりに良い映画を観ました。とご主人様はうっとりしておりました。劇中の歌舞伎シーンも歌舞伎ファンのご主人様にとっては嬉しい見どころでした。素晴らしい!絶賛上映中!

「ミッション・インポッシブル ファイナル・レコニング」

 ご存知、トム・クルーズの映画です。何とファイナルです。映画館で見ると、迫力がズシンと迫り最高でした。トム・クルーズはもう結構なお年かな?と思うのですが、そのような衰えは全く見えませんでした。本当のスーパースターですね。ゾクゾクしながらハラハラと楽しかった。とご主人様は言っておりましたよ。

 そして「ミセス・クルナスVSジョ田t会ージ・W・ブッシュ」

 ある日、息子にテロ集団の疑いが掛けられキューバの米軍基地の収容所に収監されてしまうので、母親は息子の無実を証明するために奔走するのですが誰も助けてくれない。藁にもすがる思いである弁護士に相談しアドバイスを受け、そして、なんと、アメリカ大統領を訴えることに…

 痛快な映画でした。まさに母は強しです。弁護士と二人三脚で闘い手に入れた幸せ。結局は人なのですね。

収監されてから無事に帰宅するまで1786日を描いた作品で実話に基づいた映画です。

 ひと月に三本、かなりの映画三昧ですが、ご主人様は映画を見ると心が洗われると、そう言っておりました。今月も楽しみだな~。

ご主人様のフラワー便り

 先日、長嶋茂雄氏の訃報がありました。野球界だけでなく、当時、暗かった世の中に明るい光を与えてくれた方でした。素晴らしい方でしたね。まさにスーパースターでした。ご主人様の一回り上の世代の方々は、きっと長嶋氏と一緒に懐かしい青春を思いだしているのだと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、ご主人様のフラワーです。この季節、ちゃんとアマリリスが咲いてくれました。嬉しいですね。とご主人様はホクホクしておりました。

 こちらはスカビオサ。可愛いです。

 いつもの百合。

 五月のバラです。

 街のバラ園。

 ビタミンカラーのガーベラ。

 何故か、近くの公園にアルストロメリアがありました。珍しい!

 フラワーの王道はシャクヤクです。豪華です。

 お花の教室ではこんな風に包んでいます。

 これからは紫陽花ですね。雨の日には雨の日の楽しみがあるのです。とご主人様は言っておりました。

 

ご主人様の本便り

 以前の本便りからずいぶん経ってしまいましたが、ご主人様はあれこれと読書をなさったようですよ。

 まずはご紹介!

「楽園のカンヴァス」原田マハ 著

 画家アンリ・ルソーの一枚の絵を巡る小説です。これは本物か?あるいは贋作か?

 美術の歴史を含めて、ピカソまで登場するハラハラドキドキのミステリーでもあります。実に素晴らしい力作で只々感嘆致しました。

 面白かったです。作者は素晴らしい!是非、おすすめです。

「本日は、お日柄もよく」原田マハ 著

 同じく原田マハ氏の小説です。結婚式から始まり結婚式で終わるハッピーなサクセスストーリーです。無力な一人の女性が一人前の女性になるために奮闘するのですが、実社会でありそうな事柄ゆえ、どこか応援をしたくなります。

 原田マハ氏の小説はひたむきに誠実に頑張っている女性が多く、共感が持てます。痛快で、元気にさせてくれますね。

家族八景筒井康隆 著

 以前ご紹介した三部作の一番目。家族というのはまさにミステリー。絵に描いたような美しい家族ほど、実はドロドロと本音を隠し続けているのです。

 きっと、「家政婦は見た」というドラマはここから始まったのだろうと思いますね。人の心理描写が的を得ておりドキドキしながら読みました。永遠の名作ですね。とご主人様は言っておりました。

「くもをさがす」西加奈子 著

 作者がカナダに在住していた時に癌が見つかり、その闘病を日記にしたものです。辛い現実を淡々と笑いを含め、しかも切実に描いています。

 命、生きることの大切さ、決して説教ではなくあるがままの姿、思いで語っています。「明日はわが身」ではありますが、ご主人様は今、元気でいることは感謝しかないと言っておりました。感動作です。

「夜更けより静かなな場所」石井圭也 著

 とある古書店で深夜に行われる読書会。悩みを抱えた男女6人の今と再生の話です。

 本に触れあい、自分に向き合い見つめていく。そうしてやがて心は静かな場所にたどり着くのです。素敵で温かい小説でした。

 読書会の中で課題図書が紹介されているのですが、これが実に面白く、実際にそのような本があるのだと思い調べていたら、これはすべて創作だそうで、ちょっと驚きました。二重の楽しみが有る小説ですね。

「工場」小山田浩子 著

 芥川賞作家の本です。いつかの新聞にコラムがあり、ご主人様は興味があったので読んでみたそうです。

 この街の人々は皆ある工場で働く。その工場で働くことは名誉なことでもあるのです。ある女性は不必要な書類をシュレッターにかける仕事を与えられた。そして果たしてこの仕事は必要で有意義なのだろうか?と考えるようになる。やがてある日、女性はシュレッターの中に入ってしまう。そんな話ですが、これは社会を映し出した小説で奥が深いと思いました。社会という組織は実に恐ろしいのかもしれない。そんなことを思いました。

「穴」小山田浩子 著

 主人公は都会での仕事をやめ、夫の実家がある田舎で暮らすことになる。そして、ある問大きな穴に落ちてしまう、ようやくそこから出た時から「お嫁さん」と呼ばれるようになる。田舎の風習や言い伝えなどを姑、祖母から聞きながら、多少、反発を覚えながらも日々を過ごすようになるのです。やがて、自分の顔は姑の顔とそっくりになり、個人の顔ではなく「お嫁さん」になってしまったという小説です。

「庭」小山田浩子 著

 動物、昆虫に焦点をあてた短編集です。何となく不気味で怖いのですが、それらの描写が事細かく素晴らしいと思いました。読後感もあまりいいものではないのですが、何故か考えさせられます。

 ということで作者の小説を三冊読んでみました。文体は句読点や改行もあまりなく少々読みづらかったのですが、きっとこれが文学的なのかもしれませんね。とご主人様は言っておりました。

 どれもがそれぞれの社会あるいは生きづらさを綴っており、その深さを浮き彫りにしている小説でした。

「君が手にするはずだった黄金について」小川 哲 著

 こちらは直木賞作家です。作家である自分自身を主人公にした小説です。自分の周りにいる友人、知人たちを描いているのですが、人物の観察が鋭く、大変面白い小説でした。どうにも理解しがたい人物を何とか理解しようとする試みは、きっと優しさなのでしょう。実話のように思わせる創作です。違う作品を読んでみたくなりました。とご主人様は言っておりました。

 本を読むのは楽しく、いろいろな知を与えてくれますね。ちょっとだけ賢くなったような気がします。とご主人様は常々言っております。

ご主人様の芝居・シネマ便り

 すっきりしない天気ではありますが、気温があまり上がらず涼しい風が心地よく感じられます。と言いながら、いきなり暑くなるのかもしれませんが…

 ちょうど一週間前ですが、ご主人様はマーサ三宅先生の通夜に伺いました。歌のお仲間は勿論のこと、ミュージシャンの方やプロのボーカルの方々も多数いらしておりました。マーサ三宅先生は今まで多くの方にご指導され、お世話をされたのだと思います。

 ご主人様もお焼香し手を合わせご挨拶を致しました。これはお別れではなく、これからも時折思い出させていただくことのご挨拶です。

 「本当に有難うございました」とご主人様は心の中で仰っておりました。

 さて、ご主人様のお芝居です、先日はさいたま芸術劇場で「マクベス」をご覧になりましたよ。三人の魔女に唆され、国王を暗殺し、自ら国王になったマクベス。だがしかし、その後、良心の呵責に苦しみ錯乱状態に陥るのである。人間の欲望と弱さを描いた作品です。

 主演の藤原竜也氏、土屋太鳳氏はじめ、それぞれの役者さんの熱演、そして演出がとにかく素晴らしかったです。演出は吉田鋼太郎氏。たいへん面白く、グイグイと引き込まれてしまいました。お芝居を観てたくさんの元気を頂きました。また次回も伺いたいです。

 そして同じく、さいたま芸術シネマから「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

 猫や動物の絵でおなじみのイラストレーター、ルイス・ウェインの生涯を綴った映画です。あの夏目漱石の「吾輩は猫である」の中で登場する絵はがきの作者だといわれています。不器用で絵を描くことしかできない一人の男が、愛する女性に出会い愛の意味を知るのです。優しい映画でした。

 主演はベネディクト・カンパ―パッチ。シャーロックホームズでもお馴染みですが、実に素敵な英国の実力派の俳優さんで、ご主人様も大ファン。良き映画でしたよ。

 芝居や映画はいわば非現実な世界。この小さな旅はざわついた心と疲れた身体を癒し、そして「明日も頑張るぞ!」と希望まで与えてくださるのです。とご主人様は言っておりました。

訃報

 先日、ジャズの草分け的存在、日本を代表するジャズシンガー、マーサ三宅さんの訃報を耳に致しました。多くの方にジャズのご指導にあたり素晴らしいシンガーを育てた方でもあります。

 実はご主人様のジャズの師匠や、お世話になっている先生方はマーサ三宅さんのお弟子さんで、ご主人様は孫弟子ということになります。孫弟子といっても、それはたくさんの方がおり、その中の一人にすぎないのですが、とても寂しいですね。マーサ先生と呼ばせていただき生徒の皆さんから慕われておりました。

 お優しくて、上品で、スターのオーラがありました。ご主人様にも温かいお言葉やアドバイスを頂いたこともあり、本当に嬉しかった記憶がよみがえります。

 ご主人様でも寂しく思うのですが、師匠や先生方は尚更、言葉には出来ない悲しみがあるかと思うと胸が痛みます。

 今日は雨。雨の色は何故かセピア色に見えて、雨音は懐かしいメロディーを奏でています。マーサ先生がお元気な頃は、ご主人様も歌のお仲間も若く元気で楽しかった日々を、今思い出しています。

 しばらくはマーサ先生の歌声を聞いてみようと思います。

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。有難うございました。ご主人様は手を合わせておりました。



 

ご主人様の芝居・フラワー便り

 あっという間に5月です。ゴールデンウィークを楽しんでいらっしゃる方も多いですね。5月は1年の中でもっとも美しく幸せな季節です。風薫る5月、爽やかな風に新緑に心はウルウルしてしまいますとご主人様。今月はゴルフの予定も多々あり、贅沢に遊ぼうと思っているようですよ。

 さて、先月のことですが、ご主人様はお芝居を観劇されました。

毒薬と老嬢

 ブルックリンの豪邸に住む老姉妹。先行き短い寂しい老人を安らかに眠らせる、いわばご奉仕をしているのですが…いろいろな事柄が重なりてんやわんやとなるコメディです。久しぶりに楽しく大いに笑いました。

 偶然にも千秋楽の日だったので、主演の久本雅美さんはじめ、役者さん、それぞれのご挨拶がありました。(お得でした)舞台に立つ方はさぞかし大変だと思いますが、皆様、とても素敵で眩しく思えました。

 劇場は日本橋三越劇場。 日本橋は風情がありますね。そして三越本店。大理石で作られた建物は風格があり、時代の歴史があり懐かしく思いました。そしてあのライオンもたくましくかっこいいです。ライアンみたいだな~とご主人様のひとりごと。

 ご主人様は子供の頃に、よくこの三越に来ていたそうです。あっという間に時は流れてゆきますが、懐かしい記憶はふとした時に現れるものですね。ご主人様はそんなことを仰っておりました。

 そして、フラワーです。いくつかフラワーを飾っていたようでオウチが花盛りでした。

 ガーベラにブルースターアルストロメリアに百合…

 街のオブジェたち。

 桜が終わればツツジです。公園や歩道に綺麗に咲いていました。今が旬!

 これからがフラワーの季節。桜の花を皮切りに順番通りに咲いて、植物の世界は実に素直で美しい。そう思いますね~。とご主人様でした。