レオナルド・ダビンチ展!

イヤイヤ、暑いですね〜〜。すっかりバテテやる気が起きないご主人様です。TVを見ていたら、風鈴や滝の映像をみると、体感温度が下がると言っていました。目から、そして耳からの感覚で気分は大きく変わるようで、やはり、気持ちの入れ替えがこの夏を大きく、左右するのかもしれませんね。
さて、6月のことですが、「レオナルド・ダビンチ展 天才の肖像」に行ってきました。ダビンチと言えば、あの「モナリザの微笑み」に「最後の晩餐」が有名ですね。実際に絵画は少ないそうですが、とにかく誰もが知る有名な方である。
何が有名か?と言えば、絵画のほかに、彫刻・建築・音楽・化学・発明・解剖学・地学・植物学・・・・ETC。
とにかく多岐にわたり、優れた才能を持ち合わせる方で「万能人」と呼ばれる方なんですって。
ダビンチの作品はすべて、数学的な完璧性をもち、その作品から、音楽が流れるようで、それは美しい調べなのだ。
モナリザ」のあの何気ない、とらえどころのない微笑みは、実は精密な構図とわざと抑制した配色でおおわれて、謎めいた印象を醸し出す。この陰影技法は後に「レオナルドの煙」と言われるようになったとか。上手い画家は沢山いるかもしれないが、一度、目にすれば、もう離れられない衝動に駆られてしまい、虜にしてしまう。そんな画家は多くはいない。
ダビンチの完璧な画法は、見る側にとっては凄く気持ちの良いものであり、高尚な人になったような気さえするのです。
そういえば「ダビンチ・コード」っていう映画がありました。
イエス・キリストのメッセージが暗号によって発見された。そして、それを残したのはレオナルド・ダビンチだった。・・・みたいな話だったと思うけど、勿論、ありえない話ではあるが、ダビンチなら?ひょっとして?何故か謎めいた微笑みが浮かんでくるのである。
ウィトルウィウス的人体図」や、ルカ・パチョーリの「神聖比率」の挿絵をはじめとするさまざまな出稿は、現代の医学や科学、解剖学・・・ジャンルを超えた学問の基礎となり貢献しているのだ。
レオナルド・ダビンチは、今も、これからも生き続ける万能人なのである。