九月大歌舞伎!

今日は10月1日。というと、都民の日。そして、理由は分からないけど、「コーヒーの日」だそうで、20年も続いているそうですよ。そして、またまた、今日からは値上がりだそうで、小麦粉、油・・・ケーキ屋さんはフーフー言っているそうです。消費税も本決まりになり、2度も上げられないというのが理由だというのですが。
しかし、困りましたね!どう考えても、生活は苦しくなるな〜。年収に合わせたシュミレーションではお金持ちほど損失が少なく、低所得者は今以上に苦しくなるようで、個人よりも企業の利益を重んじる政治。世の中には企業と呼べる会社で働くこともできない人も山ほどいるのにね。政治家にとって、基準と言うのは何を意味するのだろうか?なんて、思ってしまいます。
さてさて、9月には新橋演舞場の歌舞伎、行きましたよ。
今回は幸四郎さん、それも、どっぷりエゲツナイ悪役でした。
題して「不知火検校(しらぬいけんぎょう)」
生まれながらに目が不自由で、それはそれは可哀そうな富之助。生きる為に按摩の修行を行い、メキメキ腕も上げ、素晴らしい才能があるのだが、何故か手癖が悪い。ついつい客先で、お金をくすねてしまうのだ。師匠よりお叱りを受け更生するものの、この癖は直らない。銭の匂いを嗅ぐと、人が変わってしまい、やがて、師匠をウザったく思い、師匠を手にかけ、どんどん這い上がる。その後、悪事を次々と難なくこなし、懐も肥やしていくのだ。好きな女が出来ても、それすら殺めてしまう最低の「ワル」を幸四郎さんは嫌味なくスッキリと演じていました。橋の助さんの「ワル」も良かったです。
だけど、こういうストーリーはあまり後味は良くないな〜と思っていたら、次は「馬盗人」これは狂言から来た何とも言えない可笑しさがあって、心がほぐれていくようで面白かった。この芝居ではちょっと浮かれた楽しい踊りが見せ所。残念なことに、予定されていた三津五郎さんは休演だったのだけど、息子の巳の助さんがしっかりと演じておりました。
ちなみに、この芝居の主役は何と言っても「馬」。大活躍でしたからね。せめて、筋書きに「馬」の役を演じた方の名を連ねて欲しかったな〜。なんちゃって!
どんな演目でも歌舞伎と言うだけで、ルンルンしてしまうご主人様とライアン。まずはご報告ね。
ア、忘れてました!月に1度の映画、9月は無理だったのだけど、8月には2回行きました。一つは「ローン・レンジャー」皆さま、よくご存じのアレです。ディズニー映画と言うだけで、すでに楽しめる安心マークなんだけど、面白かった。ジョニーデップが主演でしたが、もう、ここでも安心。彼は決して裏切らない俳優ですからね。最後の15分間は、まるで、遊園地。次から次へと、手品を見せてくれるアドベンチャーでした。
もう一つは、見たかった映画「スター・トレック イントゥ・ダークネスト」。スタートレックといえば、SFファンにはたまらないシリーズですね。
今回はベネディクト・カンバーバッチ氏が、冷酷な悪役を演じるとあり、これは見に行かなくちゃ!と楽しみにしていたのだ。ベネディクト・カンバーバッチ氏はイギリスの俳優で、BCCではお馴染み。よく名探偵ポアロミス・マープルにも出ていて、最新版シャーロックホームズでも有名。過去にはホーキング博士を映画で演じて、この演技は素晴らしかったですね。とにかく、演技力抜群で、カッコいいし、イギリス一のセクシーな男なのだ。ベネディクト・カンバーバッチ氏の声も聞き、逢えて、それはそれは感激のご主人様〜〜ストーリーは・・忘れちゃったけどね。