チェルノブイリ

ひび割れたせとものの上に日本がある。そういったのはSF作家の小松左京氏。後に「日本沈没」と言う作品が生まれる。
今回の地震の報道で、活断層は東西南北に広がり、その多さに今更吃驚する。日本はアチコチひび割れているのだ。

地球の中で最も珍しい危うい土地に我々が住んでいることを、まずは認識しなくてはならない。その上で準備をし、そして、大袈裟にいえば「生」と「死」についても、自分の思いを考えなくてはならない。と誰かが言っていたが、まさにその通りである。
危うい土地ではあるが、多くの歴史や文化がある美しい日本。ここから離れるわけにはいかないのだ。これからどのように生き、どのように過ごしたいかを自分に問いかけるご主人様。

東日本の時には、とにかく、元気であることに感謝し、これからは後悔しないように、自分らしくしっかり生きよう。と思った。
イタリアの家庭では骸骨の絵が飾られているそうだ。それは、いつか「死」は訪れる。だかしかし、生きている限り、楽しく全うしようと言う意味がある。
どこの世界でも考えていることは同じなのね。

今日、TVでは、今回、そして東日本の地震について、400年前にも同じことがあったと伝えていた。その内容も、偶然にも類似していると言う。そして、都心にも隠れた断層が多々あるとのこと。そこでも、いつ何があってもおかしくない場所に、私たちがいることを忘れてはならない。と言っていた。要はそれなりの「覚悟」を持ち、不安の中にも沢山の幸せを見つける努力をすることだろう。

さて、ロシアにチェルノブイリという村がある。まったく知る由のない小さな村。だがしかし、ある日を境に誰もがこの地名を知ることになる。あの原発事故である。あれから30年経ち、今は立ち入り禁止地区となっている。
30年経ち、放射能の事を知らな過ぎたと語り、原発においても同じだと。
福島の事故から5年だが、今、どのような状況なのだろうか?
川内原発は稼働しているが、大丈夫なのだろうか?
再び、疑問を向けるご主人様でした。