あれから10日

熊本地震から10日。無残な多くの爪痕を残しているが、少しは落ち着いているのだろうか?

「何かお役に立ちたい。」と多くのボランティアが募っており、実に微笑ましい。だがしかし、誰でもボランティアが出来るわけではなく、ましてや災害となると話は別。ボランティアのノウハウややり方を熟知した経験者が中心となり、きちんと指示が出来るリーダーが必要なのである。特に初めてのボランティアの方々はそのような指示が無ければ、何をしてよいのか?路頭に迷い、せっかくの志を生かすこともできないし、また、被災者の方々の足手まといになってしまうこともあるのだ。今、行政も混乱をしており、その辺の指示がうまくいっていないとニュースでは言っていた。ちょっと心配。

そうかと思っていたら、とある学生達がフェイスブックで呼びかけ、「災害情報マップ」を作り上げた。地震発生、2分後に始動し、呼び掛けていたのだと言う。今やネットの時代、このような支援方法もあるのね。と若き力と頭脳にあっぱれ!
聞けば、東日本大震災の際、何か出来ないことはないかと模索し、次に震災があればすぐに動こうと思っていたそうだ。

先の経験は必ずしや無駄ではなかった。悲しみや無念の中にも多くの絆を生み、今の反省を未来に向けてどうすれば良いか?をきちんと教えてくれていたのである。
そう言いつつも、このような中にも、空き巣、強盗が多発しており、許せない気持ちになる。良い話のそばにいつも悪い話もあり、いつの世にも悪人はおり、そして、世の中も無情なのだ。何ともやり切れないですね。