ミレーユ

あれは18年前の事である。いつか、ピアノのあるBARでさらりと「思い出のサンフランシスコ」なんかを歌えたらいいな〜と思い、ジャズのドアをたたいたご主人様。
良き師に懇切丁寧なご指導も頂くも、今だ初々しい初心者というのは情けない話だが、それでも、ピアノBARで歌う事は出来、夢は叶ったのである。

そして、今、シャンソンを1曲くらい、フランス語で歌えたらいいな〜なんて思っている。それも、いつかは出来ると思っている。
だって、努力をすれば夢は叶うと信じているからだ。
だけど、フランス語は難しいし、あの鼻にかかる音遣いや、少しは意味も分からなくてはいけないし、やっぱり勉強しなくてはいけないな〜。

とうことで、学校や教室に通うのは経済的にも難しいのだが、近くにフランス語サークルがあるのを知り、コンコンと恥ずかしながらノックをしてしまいました。

そこでは生徒さんにフランス語のニックネームで呼んでいて、ご主人様の名はKなのだが、Kの名前はあまりなく、結局、「ミレーユ」となりました。いいじゃないですか!楽しそうな雰囲気がムンムンとしてきました。
ミレーユと言えば、有名なシャンソン歌手の「ミレーユ・マチュー」や「ミレーユ・ダルク」と言う女優さんもいましたね。結構、ご主人様はこの女優さん、好きでした。アラン・ドロンの長年の恋人で事実上の奥様だった方。どうして破局したのかな?なんて余計なお世話を考えてしまいましたが・・・
「ライアンとミレーユ」、ピッタリとハマリ、嬉しくなっているご主人様。
ライアンはフランス語では「レオン」かしら?
新しいミレーユの世界が始まる〜〜なんて大袈裟ですが、楽しい予感を覚えるご主人様でした。

この日のレッスンは・・・
「私の名前は○○です」
「私は○○に住んでいます」
「私は○○が好きです」
とご主人様に合わせた超初心者の会話でした。
ご主人様は「私はジャズが好きです」と言おうとしたのだが、つい「シャンソンが好きです」と答えたら、「好きなシャンソン歌手は誰ですか?」となり、そういえばシャンソン歌手ってよく知らないことに気付き、あわててしまいました。(笑)

偶然、良き先生、良き方々に出会え、まずは「乾杯」。
この連休、どこかに旅するわけでもなく、ちょっぴり寂しいご主人様であるが、まずはノートに「Bonjour」そして、「très bien」と書いておりますよ。