最果ての国 北海道!その1

今日は実に良い天気でしたね。まさにお墓詣り日ということで、行ってまいりました。今、月が綺麗です。もうすぐ満月かしらね?
さて、実は、先週ですがご主人様は北海道に行ってきました。還暦ライブが終わったら、どこか旅をしたいと考えていて、ちょっと衝動的ではありますが、温泉につかり美味しい食を満喫ということでつい、申し込んでしまったのです。何も、それだけの理由なら北海道まで行くことないのにと思うのですが、そこには「おひとり様参加OK]とあり、これが理由だそうです。

北海道の道東。
阿寒湖温泉のお湯にゆっくりつかり、久しぶりに毛ガニを頂きました。勿論、グッドでかぶりついてしまいました。
翌日は阿寒湖から摩周湖摩周湖アイヌの方々には神の湖と呼ばれているところ。空の色を湖に写し、その日の姿、憂いを醸し出す。やはり、神々しい感じが致しました。晴天で霧の摩周湖ではありませんでしたよ。

バスは北に網走へ。
網走は昔、番地がなかったことから、あの「網走番外地」が生まれたそうです。オホーツク流氷館にも行きました。冷たい海に積み重なった流氷には、「クリオネ」と呼ばれるプランクトンが沢山いて、それを目掛けてサケとか魚たちがやってくる。そして、今度は魚を目掛けてアザラシがやってくる。生きてゆくのは大変なことだと、その世界からも思い知りました。また、地球の営みは実に上手くできているのだな〜と、命の大切さも同時に思い知ったとご主人様。そのドキュメントを見たのですが、本当に美しかったです。
そして、温根湯温泉。このお湯は凄く良かったです。そして、お食事が美味しかった。
最後の日は、キタキツネを見て、「愛国駅」から「幸福駅」へ。その昔、この駅はCMもあってかなり流行りましたね。ご存じかしら?

オホーツク海を右に見て北上すると、世界が変わりました。北海道の先端にはロシアがあるのです。バスを走らせても人様はほとんど見えません。この過酷な土地で人々は必死になって生を営み、生まれたこの土地を守っているのだと強く感じました。
海の先の危機感だって大変なものでしょう。
長万部稚内・佐呂間と北海道の地名は難しい。おそらくアイヌ語から由来しているのでしょう。そこには深い悲しい歴史があることを思い出されました。
東京で暮らすご主人様には到底その苦労は分かりません。ご主人様は自分が苦労知らずで少し恥ずかしいとも言っておりました。

そして「愛国駅」に「幸福駅」。ご主人様はこの「愛」と「幸福」と言う言葉に心がそそられていたそうです。還暦を迎え(まだだけど)これからの人生は愛をもって幸せになりたい!らしいです。

「おひとり様参加OK」と言うことでしたが、結局おひとり様はご主人様だけでした。
ちょっと不安なご様子を見せていたのですが、バスの席の隣にいた方に「おひとりですか?」と言われ、「連れを亡くしまして、今年還暦でもあることから初めての一人旅を・・・」と言ったら、その方は「アラ!私もそうなんですよ」と仰る。次の日は、女性のお二人だったのですが、同じように聞かれ、同じように答えると、何と、その方も未亡人なのです。もう一人の方は×イチと言っておりました。しかも、同級生。皆、還暦なのです。話は弾んで弾んで・・・昭和30年代の良き時代、そして今のこれまた良き時代の話とかね。
まぁ〜なんと、このご縁は不思議だと思いました。
帰りの飛行機では、隣の女性と意気投合!初めてなのにお友達になってしまいました。こんなことってあるかしら?

北海道はご主人様に良きことを沢山教えてくれました。生きることの大切さ、そして人は決して独りではないこと。そして良きご婦人たちのご縁も。イッテヨカッタドー! ホッカイドーでした。

東京に戻り、とある知人にこの不思議なご縁をお話したら「それは神様が貴方が寂しくならないように連れてきてくれたのよ〜」と仰る。
そうだったのか!この楽しい旅はライアンがプロデゥースしたものだったのね。
ご主人様にはライアンという強力なサポーターがいるのです。
愛から幸福へ。すでに達成しているんじゃない?ネ!