ご主人様のシネマ便り

 三月並みの暖かさが続いておりますが…というより、今日から三月ですね。早いな~。お正月をのんびりして過ごしていたかと思ったら、早、三月です。春になれば良いことがありそうな~そんな気がいたします。

 さて、ご主人様のシネマです。ここ最近、ご主人様はよく映画を見ていたようです。まずはご紹介いたしますね。

「アーサーズ・ウイスキー

 ある女性の旦那さんのアーサー氏。アーサー氏は発明家で、ある時、その発明は成功するのですが、その喜びのあまりアーサー氏は雷に打たれお亡くなりになるのです。その液体は何とウィスキー。アーサー氏の奥様とその友人がそのウィスキーを恐る恐る口にすると、なんと、若い娘には戻ってしまうのだ。

 これは過去に戻り、心残りにしていたものをやり遂げる、所謂、終活の話でもあるのです。とても楽しい、そしてほろ苦い、そんな映画でした。

 ダイアン・キートンはじめ、女優さんたちが素敵なおばあちゃんを演じていましたよ。

「アプレンティス」(ドナルド・トランプの造り方)

言葉通りの、どのようにしてトランプ氏が生まれたか、造られたかという話で、とても興味深い映画でした。映画としては少々えげつないのですが、アメリカという国がよく反映されていると思いました。とご主人様です。

 ある有能な弁護士が「トップになるためには三つのルールがある」と言い、トランプ氏はその教えを守っているのです。

 元々は優しいシャイな少年だったトランプ氏。大統領になることは実に大変なことか!と思いましたね。そんな映画でした。

「枯れ葉」

 監督はフィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ氏。

 ある男と女が出会い、連絡が取れなくなり別れ、そして再会する。たったそれだけの話である。だかしかし、その男女は生活にあえぎ、肉体労働を強いられる労働者たちなのです。

 お洒落でウィットにとんだジョークも、映像も色合いも、すべてが素敵でした。ヨーロッパの香り、労働者たちの汗のにおいも感じられます。

 ご主人様はアキ・カウリスマキ氏のことをよく存じていなかったのですが、「マッチ工場の少女」の監督と聞き、思い出したようです。この「マッチ工場の少女」は随分昔に見たようです。とにかく、映画の内容も映像も暗く、ほんの少しの灯りだけが生きるすべて。そんな映画でしたが、その暗さこそは社会そのもので、小さな与えられた社会、理不尽さ、生きていかなくてはならない苦しさを表した映画でした。

 この「枯れ葉」には映画ファンとして嬉しいプレゼントが会話の中に散りばめられていて、本当に嬉しい限りでした。最後は希望が見える映画でしたよ。

「ドライブ・イン・マンハッタン」

 ある女性が空港から降り立ち、タクシーに乗り、マンハッタンの自宅まで、お客と運転手の会話劇です。

 女は愛に悩み、男は愛を悔い、若い女性と年老いた男の会話はどこかしら食い違うのですが、やがて時間と共に二人の会話は一つになるのです。

 ショーン・ペン扮するタクシー運転手が実にいい味を出しています。ついでに男心の真相も披露して下さり、これはご主人様にとっては興味深く有難いお勉強になったようですよ。

最後はホットした気持ちになる映画でした。

 あー楽しかった。映画っていいですね。今月はボブ・ディランや、ジャズの映画もあるようで、ご主人様は楽しみにしているそうです。