少しばかり秋の風を感じられるようになりましたが、まだまだ暑いですね~
石破首相は退陣されるそうですね。「石破やめるな」の言葉があるほど、国民には人気のあった方です。政治に対する信念と国民ときちんと向き合える方だったと思います。ご主人様もその中のおひとりです。個人的には好感が持てる数少ない政治家で応援もしておりました。とれも残念でなりません。
「石破おろし」とは何とひどい言葉でしょう。それは国民のためではなく、単なるお仲間たちの足の引っ張り合いで、その様子を国民は見ているのです。見苦しい限り!これから日本はどこに行くのでしょう? 石破氏はこれからも政治家として頑張って頂きたい。そのように思います。とご主人様は小さな声で呟いておりました。
さて、ご主人様の本便りです。結構、いろんなジャンルの本を読まれたそうですよ。
まずは「嘘と正典」小川哲 著
CIAの工作員が共産主義の消滅を企てる「嘘と正典」音楽を通貨にして小さな島の伝統を守る「ムシカ・ムンダーナ」マジシャンがタイムトラベルに挑む「魔術師」などの短編集。奇想天外な発想のもとに生まれたSF である。どれもが正義とは…?という事柄を描いています。大変面白く読みましたよ。

「ユートロニカのこちら側」小川哲 著
ユートロニカは都市の名前である。全ての個人情報を提供する見返りに安全安心を保障される「アガスティアリゾート」という実験都市を描いています。誰もが憧れる豊かな暮らしができるこのリゾート。だがしかし、どこからかその世界にひびが入り歪みはどんどんと広がっていくのです。管理された安全な場所にいようとも、人の心まで管理することは出来ないのです。生きやすい場所はどこにあるのだろうか? 今や、実に個人情報が流れているこの時代、そう思うと考えされられますね~。とご主人様は言っておりました。

「春のこわいもの」川上未映子 著
コロナがあった時に焦点をあてたお話です。出口のない不安から日常がやがて悪夢に変わり、とてつもないことが起こるのです。それはこわいもの。
川上氏は好きな作家で結構読んでいて、やはりどれもが言葉の強さを感じ心にグサグサと響きます。普通に生きる人々がある日を境に怖い人になってしまう。笑い事ではないのです。何故なら、それは誰でもあり得ることだから…興味深く読みました。

「スモールワールズ」一穂ミチ 著
以前から読みたかった小説でした。一穂氏は「小さな窓から見える世界を書きたい」と言っているのですが、まさにその通り。小さな窓というのは、庶民の暮らしを指すのでしょう。豊かさを求めつつひたすら頑張っている人々を描いた短編集でどれもが等身大の目線で温かい小説でした。素敵な小説で幸せになれる小説です。

大好きな田辺聖子氏の珠玉の短編集です。素晴らしかった。表題の「ジョゼと虎と魚たち」は健常者と障害者の恋愛の話です。誰かを好きになることは素晴らしいのです。世間も常識も関係ないのです。幸せに向かって行く二人の姿が素敵です。例え、その後ろに地獄が待っているとしても…
どの小説も一味効いて面白かったです。

こちらも大好きなミステリー作家、アンソニー・ホロヴィッツの作品です。
「ナイフをひねれば」「死はすぐそばに」
アンソニー氏は作家であり脚本家です。ミステリーなので内容は割愛いたしますが、名探偵ホーソーンと脚本家であるアンソニーがコンビになり事件を解決していくのですが、その様子が実に面白い。シャーロックホームズとワトソンのように…
読者を飽きさせずミステリー好きには嬉しいサービスも所々あって、それも楽しくて、ご主人様はアンソニー氏のこのシリーズは必ず読もうと思っているようです。


江國氏の小説はどれもがロマンチックで優しくて、良い香りがするのです。この短編小説もそんな感じです。ふとした出会いから優しさが生まれ、手の温もりを感じさせます。それは温かい孤独なのでしょう。

「消えたミステリー」森陽子著
古い小説ですが5人の男女の恋模様です。ミステリー作家のある女性をめぐり愛と憎しみが交差します。ある殺人事件が起こり物語は展開します。憎悪、嫉妬、そして愛。ふとした事柄がエロティックで艶めかしく男女の機微が描かれます。最近、このような小説は少ないのが残念ですが、たまにはいいかな?と思います。それぞれの秘密の恋がまさにミステリーでしたよ。とご主人様は言っておりました。

「美土里倶楽部」村田喜代子 著
最近の本です。主人公の美土里さんは夫に先立たれた高齢の未亡人です。そして、ふとしたことで出会ったそれぞれの未亡人たちの交流を描いています。高齢ゆえに寂しくもあり不安もあるのですが、それでも明るく生きていく様が描かれています。それは亡き夫に笑っている自分を見せるために…女性も集まれば思わぬ力が湧いてくるのでしょう。頼もしい小説でした。
村田氏は九州にお住まいで、この小説も九州のとある街が舞台になっています。その自然描写が細やかで、その場所にいるような空気感も味わいました。とご主人様。

ということで今日はこの辺で。ご主人様は最近哲学の本のお読みだそうです。しばし、フムフムと考えながら読んでいるそうです。
秋はもうすぐなのでしょう。心待ちな今日この頃です。