ご主人様のブラウス

ご主人様が何と、ミシンなるものを取り出し、ジグザグジグザグと音を立てている。よく見たら、簡単に羽織れるブラウスを作っているではないか!
ご主人様は洋裁など出来ないくせに何故か洋裁好き。街で素敵な洋服を見つけると「自分で出来ないものかしら?」などと思ってしまうのだ。手芸店に入れば、何となく生地を買ってしまう。だけど何もしないのだから、数年前の生地もそのまま。これじゃいけないと思ったのでしょう。やたら張り切っているのだが、考えてみたら、人の体は立体的である。女性の体はもっと曲線の立体である。それを平面の布から作るというのは、これは大変な事。デザイナーや洋裁が出来る方は凄いと思うのである。
型紙も裁断も言い加減なのだから、良いものは作れるわけがないが・・・オヤ!出来たみたいですよ。考えていったものと180度違うけど、1度くらいは着れそうかも。ご主人様はとりあえず満足気でありました。
一応、見てチョ。
TVを見ていたら、伊藤エミさんの訃報が伝えられた。あ!そうか!ザ・ピーナッツ!寂しい〜。ご主人様はザ・ピーナッツのリアルタイムの方ではないが、素晴らしいハーモニー。歌唱力。そしてとてもお洒落なアーティスト。大好きでした。ひと月くらい前だったか尾崎紀世彦さんの訃報もあった。このときもショックだった。ご主人様もそしてライアンも大好きだったのだ。
一人のファンとして、素晴らしい歌い手はずーとずっと生きていて欲しい。と無理な事を思う。今、ご主人様の心に「恋のバカンス」が聞こえ、「また逢う日まで」が響いている。寂しいけどこの歌声は永遠である。ご主人様にとって、いつまでも輝くスターなのだ。
(心からご冥福をお祈り申し上げます。)