THE 芝居 「大江戸緋鳥808」

先日、明治座に行ってきました。なんでも140周年記念だそうです。
お芝居は「大江戸緋鳥808」
原作:石ノ森章太郎 原作「くノ一捕物帖」より
演出:岡村俊一
脚本:渡辺和徳
とにかく「大地真央」さんが綺麗で、ウットリとしてました。大地真央さんのお芝居はもう何度か見ているが、すべて素敵だった。身のこなしが素晴らしいのである。立ち方や座り方、ちょっとした仕草まで、どのシーンを見ても絵になっていているのである。それは舞台に立つ人は当たり前かもしれないが、あれほど板についている人はそうはいない。「マイ・フェア・レディ」の最後の公演も見たけど、それはそれは可愛くて綺麗で素敵でした。

さて、このストーリーですが、美貌の花魁・高尾太夫大地真央さん。でも、実は本当の名は緋鳥、“くノ一”である。
まるでゴルゴ13みたいに江戸の難事件を解決したりするのである。だか、そこには悲しい過去もあり、緋鳥の父親は世間から恐れられている忍び集団、卍党の棟梁である。父との確執、そして、正義との戦い。皆から愛される緋鳥は実は悲しい女性なのである。
原作は石ノ森章太郎さんの漫画である。だから、ものすごくテンポも速くて、まるでそのまま漫画を読んでいるような楽しさでした。中でも、剣さばきが素晴らしかったな!各人、ぴったりとはまるのです。あれって、相当、練習するのでしょうね。
とにもかくにも「大地真央」さんに始まり、「大地真央」さんに終わる、大女優の貫録をしっかりと堪能できたお芝居でした。
ご主人様はあまり「宝塚」のお芝居には興味がないのだが、上手で素敵な人だな〜と思う、と大体、元宝塚出身の方が多い。今回のお芝居にも「湖月わたる」さんという元宝塚の方が出演していて、とても凛々しい女武士を演じておりました。
男の世界では「歌舞伎」。女の世界では「宝塚」なのね。きっと。
明治座に着くまで人形町を散策。いい街だな〜
しかし、明治座が140年なんて・・凄いですよね。ずーと続いてほしいな〜。