上海帰りのご主人様 その2

さぁ 上海です。
さて、上海のどこがいいのか?Q子が知り合いに「上海に行くんです」と言ったら、何か目的はあるの?と聞かれたそうである。
ご主人様は簡単に気楽な感じでこの旅行を決めたのであるが、考えれば奥深いものが沢山あるのである。
俗に中国4000年の歴史。(中国では5000年らしい)北京は500年。上海は50年(戦後の歴史だから60年以上かな)
上海の歴史は短いのです。中国の伝統を愛するけれど、新しいものや異文化でも何でも受け入れる寛容な街である。綺麗なホテルや、立派な企業ビルが立ち並び、さぞかし、ビジネスでは大活躍で経済効果も抜群であろうと思われる。素敵な街並みも沢山ありました。まるでフランスのパリのようであり、銀座のようであり、また、ちょっと通りを変えれば、浅草や歌舞伎町のようでもある。さまざまな街があるのである。たまたま、夕刻、市街地を見れば、子供の下校時間で、お母さん?じゃなくおばあさんやおじいさんが孫の手を引き、とにかく大事に育てている感じが伺えた。経済的に子育てするには夫婦の共稼ぎが当たり前。子供の面倒はおばあちゃんの役目なのだ。ましてや中国は一人っ子対策。大事にしなければどうするの?という感じ。だけど、いくら国の定めとしても、子供がいない夫婦やあるいは2人目が出来てしまった人だっているに違いない。そういう場合には、それなりの定めがあるらしいけど、やはり、自然に反しての制約は生きるためと言いながら、どこかで歪んでいるようにも思う。建物は立派であるが、ちょっと強い雨が降ろうものなら、場所により洪水状態になってしまう。上は素晴らしいけど、土台はきちんとしていないのである。
道路を見れば、バイクのオンパレード。昔見た自転車の銀の道が今はバイクになり、混雑した車の間をバイクや人が堂々とすり抜けていく。一見、「危ない!」と言いそうになるが、危なくないのである。そういう場合、バイクや歩行者は速度を変えないそうで、それを見て、車が判断し安全運転を行うという暗黙のルールがあるらしい。超お金持ちもいれば子供を抱えた女性の物乞いもいる。
また、海外に旅行する人には審査があり、ある程度の財産がないとダメだとか・・・秋葉原で見かける中国の方は相当の財産家なんですね。
バスに乗っているだけなのだが、メンバーの方に中国に詳しい方がいたり、ガイドさんもいろいろお話をしてくれるので、ある意味、凄く有意義でお勉強になってしまったご主人様。こういう旅もいいよね。
さて、「上海動物園」に行きました。楽しかった。やっぱり、パンダは可愛い。あのペタンコすわりで、嫌なこと全部忘れそうである。子供たちも沢山来ていて、みんな可愛いくて、双子のお子さんも何人かいて、そういう人って、ラッキーなのかな?なんて思ってしまいました。
パンダです。可愛いでしょ。
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夜のクルーズはこんな感じでした。

外国の方が沢山いて、いろいろみていると、つくづく日本人は奥ゆかしくて素晴らしいと思う。だけど、この素晴らしさを誰が分かってくれるのだろうか?とも思ってしまう。到底、世界の人たちはこの良さを理解できないのではないか?
日本人同士で褒め合っても何も変わらない。その良さをアピールしなくちゃ国際社会では意味がないのだ。
渋滞している道路でも、困難な状況でも、するりと堂々と通り抜ける中国人。それは生きる意味の逞しさかもしれない。逞しさなら日本も真似したいものだ。
上海は国際都市。ホテルでは英語や韓国語で話しかけられたけど、何も言えないご主人様。私の英会話人生や長年の韓流ドラマで学んだハングルがどこに行っちゃったのかしら?せっかくのチャンスだったのに・・・と反省。
この5日間、正味3日間の観光だったけど、いろんな街に行き、大好きなエステ風マッサージもしたし、上海雑技団の演技も見たし・・結構、楽しかったな。盛り沢山な旅でした。
Q子にはお世話になりました。ありがとうね。
ライアンは珍しく空港まで来てくれましたよ。
家に帰ると、さぞかし部屋が汚れて、食器の洗い物が沢山あるかと思えば、何も汚れていないのである。なんでも、どんぶり一つにおかずを載せて食事をしたらしい。まるで、永平寺の坊さんのようではありませんか。素晴らしい!(単純に面倒だったからだと思いますよ。それとね、実は、ご主人様の旅行中、ライアンはずーとお酒ばかり飲んで、毎日、午前様でした。内緒ですよ!)
日本に帰り、美味しいお寿司を頂き、ホッとするご主人様。
されど、この瞬間から日常に戻るわけで、豪華なホテルから我が家へ。ちょっぴり寂しいな〜とご主人様。これは楽しい旅の証拠なのだ。
さぁ、やることが沢山あるし、上海で頂いたパワーで頑張りましょ!
まずは掃除にお洗濯かな?