約束

パソコンの調子が悪くなり、一週間ほど、インターネットが使えなくなってしまいました。なので、ブログもご無沙汰になり、ごめんなさいね。
この一週間、いろんなことがありましたね。
痛ましいのはイスラム過激派による「アルジェリア人質事件」。何のために・・目的は・・・いろんな憶測が飛び交えが、単純にテロの集団ではないらしく、人質誘拐ビジネスの専門集団である。との声もある。今回、多くの日本人が犠牲になりましたが、日本人を選んだのは、身代金を吊り上げるも目的もあったとか・・・。実に悲しい出来事で、何故、簡単に人を殺めることが出来るのか・・・只々、悲しくて、犠牲になられた方々の無念を思うと、やりきれない気持ちです。世界には、到底理解できないいろんな事情もあるけど、何があったとしても、罪のない者を死に至らしめることは、決して起きてほしくない。そう祈りたい。
訃報もありました。
大島渚氏である。素晴らしい映画監督だったそうですね。「愛のコリーダ」、「戦場のクリスマス」という監督の代表作も見ていなくて、どんな映画を作る方なのかも知らない。
日本のヌーベルヴァーグとも呼ばれ、それは、今までにはない斬新な映像だったのだろう。北野たけし氏が映画監督になったのも、大島監督の影響だとか・・・坂本龍一氏は「戦場のクリスマス」に出演したことにより、その後の人生が変わった。と言っていた。人の人生までも導ける方だったのだ。
TVのインタビューで、奥様の小山明子さんは「一番思い出に残ることは・・?」と聞かれて、「カンヌに連れて行ってくれたことです。楽しい思い出です。」と答えた。
なんでも、監督は結婚前に奥様に「いつか、いい映画を作り、貴女をカンヌに連れて行く」と約束をしたそうです。
カンヌという所は映画人にとって憧れの場所であり、それは大変な努力の道のりなのである。
そしてカンヌに連れて行くのである。
「カンヌ」という場所ではなく、男が一人の女性に交わした約束を果たしてくれたことが、何より、嬉しかったに違いない。17年間の闘病生活と言えば、大変なことである。それでも、ずーっと苦とも思わず見守ってこれたのは、約束を守った夫への感謝の気持ちがあるからだと思うのだ。監督は素敵な方なのね!
いつか、監督の映画を見ようと思う。