K子の送別会?

團十郎さんは心の広い大きな方でした。
大きな愛を持ち、いろんな人に心を尽くし、分け与えていた方でした。惜しむ声を聴く度、團十郎さんの凄さを感じているご主人様。
ふと、宮沢賢治の「雨ニモマケズ風ニモマケズ」を思い出す。
『雨にも負けず風にも負けず・・・・
東に病気の子供あれば行って看病してやり
西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい・・・
私はそういう人になりたい』
そんな方だったように思うのだ。
海老蔵さんはいつかの事件があってから、今一つ好きになれず、あまり芝居も見ていないのだが、このような事態になったからには頑張って頂きたい。
妹のY子が言った。「海老蔵さんの所作は美しい。」と。
たかがお茶を飲むシーンでも茶器の持ち方、口に運ぶまでの流れる間の取り方。決して真似することが出来ない美しさがあるというのだ。そういえば、團十郎さんの「助六」は美しかった。日本一の美しさだそうです。血は争えないもの。迫力のある男役で美しい歌舞伎を承継できるのは海老蔵さんしかいない。早くも、海老蔵さんの応援を誓うご主人様でした。
さて、妹のK子が東京を離れるというのだ。というより、元々、田舎にいたので、田舎に帰る。と言うのが正しいのだが・・・近くにいても、時々しか逢わないくせに、離れると思うと、それだけで寂しいご主人様。
ということでK子の送別会をやることになった。
「何が良い?」と聞くと、焼肉!という。
焼肉と言えば、ライアンもご主人様も1件しかない。西巣鴨にある「山星」というお店。駅のそばなのですぐわかると思いますよ。随分前のブログで「レバ刺し」に触れたお店である。店に入ると、オーナーのMさんが「お姉さん〜」と嬉しそうに声をかけ、厨房からも大きな声で挨拶してくれる。オープン時であったが、すでに、スタッフがテキパキと働いている。メニューを見ているうちに、気が付けば店は超満員。もう、お肉は勿論だけど、お惣菜や一品料理、すべてが美味しい。中でもお気に入りは「カキ御飯」。石焼でカキご飯を焚いているのである。これが美味なのよ。お店のオリジナルでここでしか食べれない1品。その美味しさは言葉では言えないので、ご興味のある方は、まずは召し上がって頂きたい。こんな感じ。

食べながら、飲みながら、おしゃべりをする。
「新しい家はどこなの?」と聞くと、「○○駅から徒歩54分のところ」と言う。「エ!徒歩…54分●▲※◆?・・」
何でも不動産屋さんの公示にそう書いてあるという。
普通は車で何分とか、バス停より何分とか言うのでは?
いくら遠いとしても徒歩54分?というのは信じられない。もう笑っちゃいましたヨ〜。
K子に逢いに行くには駅からタクシーで行くしかないか?と思いつつ、徒歩54分と言うからには『歩け』ということかしら?ふと、リュックを背負い、運動靴を履き、まるでハイキング状態で汗ビショビショのご主人様を想像してしまいました。もしかしたら杖も必要かも?ね。
ならば、まずは体力!
久々の肉食系をたっぷり堪能したご主人様でした。