歌舞伎 通し狂言「隅田川花御所染」

三寒四温と言うけれど、本当ですね。春の嵐も凄いし、寒かったり、暑かったりで、この所、風邪をひいてしまったご主人様である。
さて、今月も歌舞伎に行きましたヨ。
国立劇場の通し狂言隅田川花御所染」である。
これは、福助さんのお芝居で、ファンにとっては見どころ沢山でありました。
ストーリーは福助さん演じる花子様。吉田松若丸と3年前に許婚したものの、行方知れずになり、とうとう諦め、清玄尼となるのです。そんな時、妹の婿になるものが現れる。なんと、松若丸そっくりではありませんか!実は、その人は松若丸本人で、お家横領を企む悪者の陰謀であリ、松若丸もその一人。そうとも知らない清玄尼は松若丸に狂ったように恋焦がれてしまうのだ。最後には妹に対し「悔しい〜彼を返せ!」とばがりに殺気だってしまう有様。結局、悪者の陰謀にまんまにかかり、命を落としてしまう。亡霊となっても、松若丸を追い求める清玄尼・・・
何となく、おどろおどろしていて、ちょっぴり、暗くて悲しいお話であるが、福助さんは見事に女心の情念、そして、哀歓を演じておりました。
この芝居は6代目中村歌右衛門と言う名優が当たり役としていたのだが、何と、今回は新たな台本で、25ぶりの上演だそうです。歌舞伎役者は顔が命。そして名も命なのだ。
福助さんは、偶然、そういう家系からその名前を頂いているだけではない。由緒ある名を頂くからには、それに値する、実力と信頼が必要なのだ。なんといっても、お客様から認められなければ、その名も廃るというもので、それは、恥ずべきことなのだ。
福助さんは今や、貫録充分、美しさも十分な役者さん。いつの日か、中村歌右衛門の名を引き継ぐのでは・・と、思われるが、是非是非、そうなって頂きたい。その名に恥じない役者ですからね。お芝居の最後は、清玄尼の化身と松若丸との対決。鬼と化した清玄尼は見事でした。そして、おきまりの「グリグリ!」と見栄を張るのである。いかにも歌舞伎らしいエンディングで楽しかった。翫雀さんや錦之介さんがしっかりとわきを締めていて、良かったな。それにしても、歌舞伎役者の所作の美しさは本当に凄いです。座る時でも着物の裾はきちんと形になっていて、指さきまで、ぴんとしているのである。間を取りながり、合わせるところはこれもまた、きちんとして素晴らしいのである。見ていると、心がシャンとなるようである。
4月には新・歌舞伎座があるし、行けたらいいけど・・・ね。
偶然であるが、ジャズの金丸師匠がこの芝居を見ていて、吃驚した。師匠はジャズは勿論であるが、映画にもミュージカルにも、それはそれは詳しい方なのだ。まさか、歌舞伎にも精通しているとは本当に驚いた。聞けば、物凄く詳しいではありませんか!ご主人様も最近、歌舞伎に関してはちょっぴり知ったふりをしていたが、上には上がいるのね。師匠には何から何まで、恐れ入ってしまうのだ。
あ、そうだ!この前、ゴルフの仲間と飲み会がありました。
ライアンは勿論のこと、ヨイノヨマスターやJ子さん、インテリジェンスランブラーや、タカシマヤウォーキング。S夫妻に、T氏やK氏。楽しかったな。まずは「あけましておめでとう!」と挨拶。ちょっと遅い新年会で、笑っちゃいますよね。ゴルフの話やよもやま話にお酒も入って、楽しかったな。ここ数年、S夫妻がゴルフの腕をあげ、特に奥様のYさんが、凄いのである。いつも一目置いているご主人様ですが、いつも負けちゃっているのだ。
連休には、また、ゴルフ合宿もあるし、今度は頑張りたいわね。春の匂いと共に、ゴルフへの熱も上昇しているご主人様である。
さて、このお店なんですが、お魚がとても美味しいお店で、普段あまりないお魚も頂きました。刺身は勿論であるが、のどぐろと言う魚を焼いて頂いたのだが、これが、超美味なのだ。通な方はこの美味しさをすでにご存じであるが、ご主人様は初めての賞味で、吃驚した。こんな発見が嬉しいわね。
楽しい仲間に会えて、みんな、元気でそれが一番なのである。
今度会うときは「忘年会」だったりして・・・そんなことはないと思うけどネ。