最近の出来事

その昔、「チェルノブイリ」と言う名前を知らなかった。
ところがある時から、「チェルノブイリ」は世界中に知ることになり、今では知らない人はいないだろう。あの原発事故である。あれから27年経ち、今でも、廃炉に向けての作業はしているものの、それは長期化し、また、鎔けた燃料撤去のメドは立っていないという。
国際原子力事象評価によると、「チェルノブイリ」は深刻な事故としてレベル7。そして、福島の原発事故も同じレベル7なのだ。
ニュースではタンクの汚染水が漏れ、海に流された可能性もあるとか・・・その量、300トン。
事故発生から「大丈夫です!」と国は言うけれど、それは嘘であることは誰もが知っている。だって、レベル7の深刻な問題なんですから。
チェルノブイリ」を見るように、「フクシマ」も見られているのだ。
何をどうすればいいのか?もはや、東京電力の問題ではなく、世界の問題。ご主人様の頭では考えても対策は得られないけど、少しでもいいから、前に進んでほしいと願う。
ふと、星新一ショートショートを思い出した。
「ある時、地球に大きな穴が出来て、住民はこれはラッキーとばかりに、そこにゴミを捨てていたそうだ。それからしばらくして、何かが空から降ってくる。よく見たらそれは以前捨てたゴミだった。」と言う話。私達が先を考えず安易にしたことにはつけがある。
因果応報ではないが、ここ数十年、ごみ問題や、地球温暖化が話題となり、そして、あの原発事故。何故かいつもこの話を思い出してしまう。「半沢直樹」風に言えば、倍に返すなんてとんでもない。それは10倍、100倍のお返しをされているのだ。
地球と言う星に生まれ育ち、地球のリズムより、人はどんどん進化し、多くのものを作ってきた。その中には人として不必要なものも・・・気が付けば、それらの捨て場はなくなり、厳しい現実は恐ろしい程に鋭い刃を見せつける。
これから、より良い未来を願うなら、地球にとって何をすべきか?そんな考え方を持つことが重要な気がしてならない。
TVでは藤圭子さんの訃報がありました。歌がすごく上手くて好きだったな。本物の歌手だと思えた方だった。数年前にラスベガスでの大金所持ではちょっと吃驚したけど、その時から、どこか人生に希望が見いだせなかったのかな?本当に残念な気持ちです。
ある報道記者の話では、自殺のニュースがあると、自殺の方も増え、事故も多くなるとか・・・そんな連鎖がある話をしていた。
報道に気をつけなくてはいけないこともあるとか・・・
まず、自ら亡くなった方を責めたりしない。そして、美化してもいけないと。特に有名人のニュースとなると、いろんな動揺もあるわけで、ごく普通のニュースとして静かに報道し、亡くなった方を静かに眠らせてあげることだと。
嬉しいニュースもありました。
イチロー」4000本安打!素晴らしい。本名「鈴木一朗」いかにも日本的で、すぐ覚えるが、特に印象がない名前でもある。それが今や世界の「イチロー」なのだ。嬉しいですね。聞けば4000回のヒットの陰には8000回の悔しい思いをしたとか・・・・
ひたすら努力し、辛い思いをしてきた「イチロー」。そんな人に神様はご褒美をくださるのだ。だけど、これは「半返し」。ご褒美と言うものはそんなものです。
もし、今、自分を不幸と思うのなら、それは今までの安易な考え方や愚かの行為がそう思わせるのだろう。
また、今、幸せだと感じるなら、今までの努力や我慢の成果だろうと思う。
急がば回れ」。幸せに近道はないのだ。そう「イチロー」は教えてくれましたよ。