ドラマ「半沢直樹」

世界陸上も終わり、日本も頑張りましたね。昨日は400mリレー、しっかり見てしまいました。選ばれし者の大会は見ていて気持ちが良いし、自分も「頑張ろう!」と思いますね。高校野球も本詰め。熱い戦いはまだ続きます。猛暑もまだ続きますが・・・
さて、今、評判のドラマ「半沢直樹」。この間、初めて見ました。面白かった!やはり、世間の評判は伊達じゃないですね。そこから、いろんなものが見えてきます。悪い奴をやっつける。そこまでは「水戸黄門」や「必殺仕事人」のような感じだけど、このドラマは単なる正義感や人助けではないのです。自分を陥れた悪い奴らには「倍にして返すゾ」といいながら、自分も這い上がっていくのである。
人生いろんなことがあるけど、仕事に関して言えば、それは実力で評価されるもの、いや、そうであって欲しいと思いますね。だが、しかし、現実はそうではなく、特にサラリーマンの場合は、自分の上司はどんな人物か?周りの人はどうなのか?自分の実力ではなく、単なる「好き嫌い」で将来が決まったりするのだ。それは、昔々の歴史を見てもわかること。特に「権力」と言う言葉は、非常に魅力があり、それが、目の前にちらつくと、どうやら人は変わってしまうらしい。
半沢直樹」は権力におぼれた者を人の道で裁き、そして、自分も成り上がっていく。この辺が痛快ね。まるで、「半沢直樹」を自分に置き換え、「そうだ!ふざけるな!」そう言いたい衝動に駆られ、スッキリするのである。
ちょっと見たら、凄い役者もでてますね。石丸幹二氏は、ミューカル界の帝王だし、歌舞伎の愛之助さんも実に嫌なおじさん役で出ているし、そして、香川照之氏も今や歌舞伎の方なのだ。
主演の堺雅人氏は、普段、優しい顔で柔らかい口調なのに、怒ると、途端に形相が変わり、かなり、エゲツナイ強い言葉を発して、相手を黙らせる。その演技にこれまた吃驚!
ドラマを見て思うのは、人は怒ると誰でも怖い人になる。真面目に仕事は取り組むべし!不相応なつまらない欲は自分を破滅させる。そして、コツコツと頑張ることが、神様を味方につける近道なのだ。一度しか見てないのに、こんなにたくさんの教訓を頂いちゃっていいのかしら?人気のあるドラマと言うのはいいドラマだと言う事ですね。
他にも「あまちゃん」が評判が良いようです。先日、一気放送を録画したので、今度じっくり見て見たいと思います。
そして、「WOMAN」というシングルマザーの切実なドラマも人気があるとか・・・これは同じ境遇の女性や、あるいはもしかすると自分もそうなるかも?と言う思いから見る女性も多いとか。ドラマの中には子供を抱えた母親が感じる雇用、育児、生活保護・・・といった社会問題が盛り込まれていて、弱いものに対しての世間の冷たさも浮き彫りにしているという。
半沢直樹」には組織で生きる男の辛さを、「WOMAN]では、女性が一人で生きる辛さを描かれているのだ。
どちらもエールを送りたくなりますね。だから良いドラマなのかな?