父と子

朝、起きると、まずはTVを付ける。何故かTBSなのだ。それが習慣になり、最近は8時になると、「あまちゃん」を見る。それも習慣。どうして、そうなるのか?と言えば、単純にそれが見たいからである。TBSの番組はみのもんた氏の司会で、結構好きだったな。市民の声を大にして、政治に対しても社会の事件に対してもきちんと正論を話していた。その「ズバ!」としたところが良かったのだ。
だけど、驚きました。みのもんた氏の次男である。
聞けば・・裕福で何不自由なく育ち、名門校に進学、いろいろと悪い事もするが、それはもみ消されお咎めも受けなかった。そして、有名企業に就職するもそれはコネ。時々は銀座の高級クラブで父と豪遊。なのに、人様の私物を盗んだのだ。
お金がなく、食べるものも無く、仕方なくパンを1つ盗んだジャンバルジャンとは訳が違う。おそらく、それはゲームのような感覚だったのかもしれないが、だとすれば、その行為は世間を馬鹿にしている。
みのもんた氏の会見では、息子を擁護する発言が多く、吃驚した。
そして、電車の中吊りをみたら、アナウンサーの徳光氏の、これまた、ろくに働きもしない次男に数億円の豪邸をプレゼント。とあり、こちらも吃驚した。
子は親の背中を見て、育つと思うのだけど、背中を見ていなかった子が悪いのか?あるいは親の背中が見せられないものだったのか?育て方か?育ち方か?・・・きっと、どっちもどっちなんでしょうね。
ご主人様は常々言っている。人生、プラスがあってマイナスがある。罪を犯せば罰を受けるのだ。結局、自分のしたことは自分で解決するしかなく、人生はゼロであると。
お金持ちのオウチというのは、それはそれは憧れちゃいます。だって、何だって、好きなこと出来るじゃないないですか?と思っていたのだが、どうやらそれは間違いのようですね。何でも出来るじゃなく、なにも出来ない人になってしまうのね。親に甘え、大人になっても、すねをかじり続け、挙句の果てに、それが親孝行だと思ってしまう。そういう人って確かにいますものね。
どんな環境でも、自分の力で生計を立て、あるいは家計を支え、人に迷惑をかけない。それが自立した大人の最低限の行いなのだ。いい年して、いつまでも親や人に甘えてばかりの方は、大いに反省するべきですね。
みのもんた氏も徳光氏も、報道の世界にいて、その発言は影響力だって過大にある。何だかちょっと残念な気持ちです。