イタイノ・イタイノ・飛んでけ〜の気持ち

年末に奥歯の詰め物がポロっと取れてしまい、正月早々、歯医者さんへ。歯医者と言うだけで、気分は相当マイナーになり、かなりの勇気が必要となるのだ。あの『ガァ〜キ〜ゴォ〜』の音だけで気分は萎えちゃうご主人様。
「楽にしてくださいね〜」と優しくおっしゃる先生。だけど、大きく口を開け、唾液が喉に詰まり息が苦しい時に『ガァ〜キ〜ゴォ〜』が始まるのだ。そして、「大丈夫ですか?」と再び先生の優しい言葉。「ダイジョウブジャナイヨ」と言いたいところですが、大きく開いた口からは言葉が出なくて、仕方なしにウンウンとうなづき、「ダイジョウブデス」と答えるご主人様。
勿論、評判の良い歯医者で腕も確かで、凄く安心しているのだけど、歯医者はやはり嫌いなご主人様。
こんな私に誰がした〜♪と言えば、それはあなたよ〜♪と返ってくる。そうです。日頃の怠慢を許したご主人様がいけないのです。
偶然だけど、同じ時期にライアンも背中に痛みを覚え、絶不調なのです。
朝、起きて「おはよう」の代わりに「イタタタ〜」になり、最近は少しは気遣うようになり「大丈夫ですか?」が第一声になりましたが・・・
少し前に、あるおば様が車椅子を押していたのだけど、それを見てちょっと気の毒に思えた。恐らく、ご夫婦だと思うのですが、車椅子に乗っているのは、どちらかと言えばがっちりしたご主人で、車椅子を押しているのは、凄くきゃしゃで小柄な女性。それも、やっとやっとという感じで倒れそうに押しているのである。その姿は、今後、あるかもしれね未来予想図のようにも思え、ちょっと考えさせられましたね。
やはり、二人とも具合が悪いのは、問題ですね。だって、介抱する人がいなくなっちゃうじゃない。何があってもどちらかは元気でいなくてはと思いました。
痛みと言うのはどこかが痛いとアチコチ痛くなる。辛いところを他の器官が何とかしようと必死に頑張っているのが良くわかる。なので、サポートしてくれた身体の部分に「ありがとね」と感謝するものの、月日がたてば、それもくたびれちゃって、結局アチコチになってしまうのだ。とにかくどちらかでも早く回復にしなくちゃ!と、まるで二人で競争するように「イタイノ・イタイノ・飛んでけ〜」と切実に願うご両人なのです。