Mさん宅の新年会

一週間前に成人式がありましたね。テレビを見ていたら、風刺漫画で晴れ着姿の横には千歳飴が・・・そういう若者のママやパパが成人式ってことかな?っていうのは冗談ですが、成人した若者の余りにも子供じみた振る舞いに対してのかなりブラックな風刺ですね。
最近の若者に聞いてみると・・・趣味は貯金で、夢は長生きすることだそうです。仕事は頑張りたいけど、出世はしなくても良い。というより、出世するための余計な頑張りはしたくないそうだ。間違っていないかもしれないけど、ちょっと寂しい答えだわね。だけど、考えて見たら、1990年から2000年は「失われた10年」と評し、さらにそれから10年を合わせて「失われた20年」と呼ばれ、経済の低迷による苦しい時代を彼らはどっぷりと言うか、それしか知らずに今まで生きてきたのだ。
贅沢は禁物。節約こそ美学。そんなルールが今の若者にはしっかりと染み込んでいるのである。政府は若者に、沢山買い物をし消費を促してほしいと言うが、多分、それは無理でしょうね。人の購買意欲と言うものは子供時代の環境によるものだとか・・・
今や、国民一人800万円の借金がある日本であるが、その中で貯金をし長生きしたいと言う思いは、国の将来を見据えての事かしら?だとすれば、現実をよく知っている彼らは今の大人達よりずーと大人かもしれませんね。
さて、昨日はMさん宅での新年会がありました。
Mさんとは、ご主人様のジャズのお友達で、それはそれは美しいご婦人なのだ。素晴らしいお宅に、心がとろける様な美味なお料理。Mさんのお料理はとてもシンプルな感じで、それ故、食材のうま味がきちんと出ていて、本当に美味しいのです。この会も3回目になるけど、皆、Mさんにおんぶにだっこで、そりゃ、もう甘えっぱなしで、沢山、頂いちゃいました。ちょっとだけその模様をお見せすると・・・

実は、もっと、沢山のお料理があったのですが、写真を撮る前に、すでに食べてしまいまして・・・トホホ〜お見せできないのが残念です。
お料理だけではなく、食器もお洒落で、まさにアートの世界かしら?テーブルが華やかで、目の保養になり、Mさんの素敵なおもてなしを見て、いろいろ勉強になりました。
集まったのは 恩師の三槻直子さんはじめ、総勢12名のジャズ大好きの仲間で、成人式を2回はすでに迎えたかなりの熟女達。あ、一人、ダンディな男性もおりましたが・・・家庭の話から、子供、孫・・・社会の状況など、話はどんどん盛り上がっていく。でも最後は音楽になるのだ。
「どんなに遠回りしても、人は、結局、好きな事をやっているものね〜」なんて話をしてましたっけ。
いろんな道があって、あちこち散歩をし、後悔することがあっても、結局は、今、いる場所に行きつくような気がするのである。こんな人生論も、熟女ならではのもの。何て言ったて、人生の達人ですから、説得力がありますよね。
音楽の洒落た遊びはジャズで、人生はシャンソン。心の奥にあるのはやっぱり演歌かな?
この日、Mさんに心ばかりのお花を皆で贈りました。どうせなら!とご主人様が活けることになり、内心ドキドキでしたが、素敵なお花になりましたよ。冬に似合わず、何故かトロピカルになってしまいましたが・・・

本当に楽しかった。すでに来年の新年会が楽しみなご主人様。Mさん、本当にご馳走様でした。次の機会も、皆、元気でいて逢いたいな〜