3.11

あの東日本大震災から、5年。その日からの月日は実に重く、深く感じてしまう。多くの命が無残にも奪われ、いまだに行方が分からない方も沢山いらして、今も尚、言葉を失くしてしまう。悲しみとか無念とかそういうものをはるかに超えているのだ。

あれから、どうなっているのだろうか?
「絆」という言葉がリフレインし、そして支えられ、日本人皆が「命」に向き合い、「愛」について真剣に考えた。心を尽くした良い明るいニュースもあったけれど、原発は再稼働し、復興予算もきちんと使われず、本当に困った方には行き渡らない。挙句の果てに、詐欺まがいのボランティアもいて、結局、嫌なニュースの方が多いのが残念である。
「いつまでも探し続ける」と親族は言っていた。
「故人を忘れず思うことが、何よりの供養」と遺族は言っていた。
その人を忘れずにいつも思い、涙することしかできない辛さを自身の事のように思いいるご主人様。

私たちは決してあの震災を忘れてはならない。そして、自ら犠牲になり、多くの方を助けた人がいたことも忘れてはならないのだ。

3月11日にライアンに「あの震災から5年経ちました」と報告したら、「エ!もうそんなになるのか〜」と言っていた。これも忘れずにおこう。