続・ご主人様のシネマ

昨日、「ミス・シェパードをお手本にして」というイギリス映画を見た。

主人公は黄色いポンコツ車で生活するホームレスの老婦人。近所の方々は迷惑ながらも心配して愛の手を送るのだが、帰ってくるのは悪態ばかり。
ある作家がそれを見て、一時だけでもと、自宅の駐車場を貸すのだが・・・彼女のやることはハチャメチャで、まさに自分勝手で高慢。途方に暮れながらも、どこかその老婦人に不思議な魅力を感じてしまう。そして、何と15年もその奇妙な生活は続いてしまうのだ。
これは実話だそうです。実に興味深いですね。

主演はマギー・スミスハリーポッターの教師役、そして、ダウントン・アビーの伯爵未亡人役でもお馴染みですね。
素敵な名女優です。

ホームレスなどと考えたこともないのだが、人生にはいくつも壁があり、貧困だけではなく、心の傷から自虐的になる方もいるのかもしれませんね。昨今、女性のホームレスもよく見かけたりも致します。
未来は自分の思うようになるとは限らない。たとえ、苦しいことがあっても「ぼろは来ていても心は錦!」誇りだけは忘れてはいけません。そんな精神で生きたいものです。これは、ミス・シェパードから教わった言葉です。

家路の途中、綺麗なまん丸のお月さまが出てました。久しぶりに月と一緒に歩き、ちょっと、幸せな気分。
今日が満月だそうですよ。今すぐ窓を開けて見てね。