何もない一日

台風21号は大きな爪痕を残しました。関西空港の滑走路の冠水やそれぞれの地域で起きた浸水、ニュースを見るたび驚き、只々唖然としておりました。そして、その翌日には北海道の地震がありました。7という数字が新聞の一面にあり、これにも、言葉が出ませんでした。広範囲で停電があり、復旧に1週間だという。電気はライフラインですね。とにかく、被害に遭われた方々、どうぞ、ご無事でいてください。と祈るしかないご主人様でした。

どうして、こんなことばかりが起こるのでしょうか?日本は災害の多い国ではありますが、東日本震災から、地震を示す数字も5 6 7とまるで、それが当たり前のように記される度、怖さや不安でいっぱいになります。もしも東京だったらと思うと、想像もつきません。

元々、日本はユーラシア大陸の一部にあり、頻繁な火山活動により、引き裂かれ、そこに海が出来た。それが日本海。日本は島であり、地盤が緩い弱々しい島なのだ。当然ながら風にも弱い。

言いたくないけれど、小松左京氏の『日本沈没』という小説があり、当時は単なるSF小説の部類とされてきたけれど、日本を知れば知るほど、その現実味を感じてしまう。見事に的を得ている小説なれど、かならずしや、そうなって欲しくはないと心を鬼にしたくなります。

この夏は、西日本豪雨から台風、地震と多くの事が一度に起こり、今まで以上に不安を募らせるご主人様です。しかし、何をすべきか分からない。実はこれが一番の不安なのかもしれません。

何もない一日。それが一番です。良きこともなければ悪いこともない。
ごく普通に日々が流れ、それは退屈感を持ち得るかもしれないが、穏やかで、明日の事に少しだけ希望を見出せる。それが幸せなことだと思います。

何もない一日、それが一番です。