師匠のライブに行きました。

4月5日に師匠のライブがありました。赤坂Bフラットです。この日は「ピンキー・ウインターズ」さんとご一緒と言う事で、一度は聞きたいと思い、梅ちゃんとお出かけ。
会場は熱気ムンムン!ジャズの先輩や後輩も沢山来ておりました。ちらっと見たら、後藤芳子さんもいらしていて、このような方がいらっしゃるなんて凄いですね。
師匠の歌は「Old Devil Moon」や「In A Mellow Toon」とかスタンダードの曲もありましたが、インストから生まれた非常に難しく、そして、凄く早いテンポの曲もあり、嬉しくなってしまいました。こういう難しい曲をいとも簡単にサラ〜と歌ってしまうのが、師匠で、ハッキリ言って、他の方には真似ができないのでは・・なんて思ってしまいます。中でも「ダイナ」あのディック・ミネさんの歌です。アレンジがカッコよくって素敵でした。そして、スキャット。これも真似が出来ない代物で、師匠のスキャットはシナトラよりも・・・なんてここでも思ってしまいます。あっという間に1部が終わり、後で聞いたら10曲は歌われたそうです。吃驚!
2部はピンキーさんの歌。どんな方なのか存じ上げていなかったのだが、シャーリーホーンを彷彿させるような味わいのあるシンガーでした。師匠はピンキーさんは言葉を大事に歌われる方なので、じっくり聞いてください。と言っていたが、本当にしみじみと歌を語るようで、お年は80歳?位らしいのですが、ちゃんと声が出て、しっかりとお客様に聞かせることができる素晴らしい方でした。常々、思うのだが、外国の方って実に年の取り方が素敵だな〜と思う。日本なら、ただのおばあちゃんになるところ、いつまでも淑女のようで、美しかったです。
ミュージシャンはピアノは青木弘武氏、ベースはジャンボ小野氏、ドラムは岡田朋之氏で、トランペットは辰巳哲也氏でした。ドラムの岡田氏とは、一度だけライブでご一緒させていただいたことがあるのですが、キレが凄く良くって、聞いてて気持ちがよくなるほど、上手い方です。ベースの小野氏は勿論、有名な方です。この日はとても楽しい演奏をしてくださいました。トランペットの辰巳氏は、ほかにフリューゲルホンやコルネットも演奏して大活躍。二つの楽器を交互に演奏したりして楽しかった。そして、ピアノの青木氏とは、何とご主人様は25年前からの知り合いなのだ。偶然、友達の友達と言う事で、良く青木氏のライブに行きましたっけ。あの頃から凄い才能でありましたが、時と共に益々磨きがかかった感じで、今や、人気のピアニストなのだ。
ライブに行くと、偶然だけど、いろんな方に逢えて、それも楽しい。西麻布のナットキングコールとばったり逢ったら「ご主人様の大先生、凄いね!」なんて言っちゃって・・彼はジャズに関してはツウの方なので、その難しさがよく分かるのでしょう。だから尚更、その凄さに触れ、嬉しかったようでした。
Hさんというピアノの方にも逢って、「あけまして・・・・」なんて、ご挨拶。益々ご活躍の三森万輝さんともばったり!「元気〜〜〜?」とここでもご挨拶。
ほろ酔い加減で、素敵な音楽を聴き、久しぶりに赤坂の夜は更けていきました。迷子にならず、ちゃんと家路にたどり着いたご主人様でしたヨ。