冷たい雨かと思えば、4月並みの暖かさだったり、まさに三寒四温ですね。体調に気をつけたいところです。
さて、ご主人様の本便りです。アバウトに読んでおりますよ。
まずは上野千鶴子氏の『ひとりの午後に』『おひとりさまの老後』
いや~面白かったです。大変勉強になりました。八年前の本ではありますが、介護のことやこれからの老後の事が良く分かりました。
結局、おひとりさまは怖くない。老後も楽しいという気持ちになり、沢山の元気を頂きました。いろんなことを知らないと駄目ですね。年金とか介護とか・・勉強をしなくちゃ!とご主人様。
『孤独いうと道ずれ』岸 恵子 著
言わずと知れた大女優の岸恵子さんのエッセイですが、自分自身の事、世界で起きた事柄にきちんと向き合う姿が素敵でした。日本とフランスの生活、世界観が違いますね~。孤独は美しく、自分を映す鏡だと思いました。
『ぼくは勉強ができない』山田詠美 著
勉強ができない僕。でもなぜかモテモテなのです。真っすぐで純なかっこいい男の子の話です。何はともあれ、かっこの良い人が一番かな?と思いました。
『太陽のパスタ 豆のスープ』宮下菜都 著
失恋の痛手を「食」することで克服する話で、食べることは生きることであるとつくづく感じました。辛い 悲しい 苦しい そんなことは誰にもあると思いますが、乗り越えるのは自分しかないのです。それでも立ち向かった先にはきっと、幸せが待っているのです。
『悪い仲間」『ガラスの靴』 安岡章太郎 著
戦中、戦後を通してその時代の背景がうかがえます。ちょっと屈折した男たちの心情が細やかに描かれていて、昔の本ではありますが、だからこそ、残しておきたい小説で、興味深いものでした。芥川賞の作品も掲載されています。
『嫉妬』林 真理子 著
嫉妬にまつわる嫌らしさがずけずけと描かれていて、こんな人っているな~と思いながら読みました。ストレス解消になりましたね。以前、紹介した『結婚』もそうですが、(家政婦は見た)的な面白さがあります。
『号泣する覚悟はできていた』 江國香織 著
それぞれの恋愛の機微が描かれている短編集で、どこか、昔の自分に出会えているような、そんな気持ちになります。直木賞の作品だそうです。
続いてはアンソロジーの短編集です。
『甘い罠』『クリスマス・ストーリーズ』
いろんな作家の短編で、読みやすく面白かったです。さらりと読める短編が良いですね。
オウチには読んでない本がたくさんあるのですが、ついつい、ネットで見てはお買い物してしまうそうです。とご主人様は言っておられました。