ご主人様の歌舞伎便り

 早くも九月になりました。少しは涼しくなったように感じますが、台風の影響か、ちょっと蒸し暑いですね。

 さて、ご主人様は久しぶりに歌舞伎を堪能されましたよ。

「八月納涼歌舞伎」です。午前の部ですが、「新作歌舞伎 新選組」原作は手塚治虫氏の描く「新選組」です。舞台ではしばし、手塚氏の描く漫画が出てきて、楽しさ100倍でした。そして、「闇梅百物語」妖怪が出てくるユーモラスな舞踊です。

 夏休みでもありますが、子供でも楽しめる演目で本当に面白かったです。

 数年ぶりに勘九郎さん、七之助さんを拝見いたしましたが素晴らしかったです。色気があり、技もあり、驚くほどの素敵な舞台でした。

 勘太郎ちゃん、長三郎ちゃんを交えた父・勘九郎さんの親子共演、凄く良かったです。ご主人様はただただ感動しておりました。 

 そして、「超・歌舞伎」中村獅童さんと初音ミクさんの競演。古典歌舞伎と最新のテクノロジーが融合した歌舞伎となります。

 ご主人様が見たのはリミテッドバージョンだったので、主演は澤村國矢さんが演じましたが、面白かったです。生の舞台と映像が絡み合い、不思議な魅力が盛りだくさんで、素晴らしかったです。

 この「超・歌舞伎」には初音ミクのファン始め、多くのファンがいるそうで、その盛り上がりには驚きましたが、いろんなことにチャレンジする演出は、歌舞伎ファンのご主人様には嬉しい限りですね。とにかくこの二日間はまさに夢心地だったようですよ。

 歌舞伎座でお土産を買いました。八月の歌舞伎の記念クリアファイルとくろ玉というお菓子です。美味でした。

 芝居見物の後はちらちらと銀座を散策すると、カッコいいライオンを見つけました。ライアン登場です!

 交通会館に足を運び、とあるラーメン屋さんに行きました。TVで紹介されていたので、一度、伺いたかったのです。チャーシューが柔らかくて、噂通りのお味でした。毎日、店の前には行列だそうですがなるほどと頷けます。

 交通会館にいくつかのアンテナショップがあります。富山県のアンテナショップで昆布ガリと昆布入りうどんを買いました。ガリがおつまみにもなって美味しかったですよ。

 銀座って楽しい。定期的にぶらりぶらりして、いろんなアンテナショップに行って、旅行気分もいいなとご主人様は言っておりました。

合宿

 今日はまた暑さがぶり返しましたね。コロナも減ってきているようで、ほんの少し安心いたしました。

 ロシアのコルバチョフ氏がお亡くなりになりました。かつてはペレストロイカを掲げて、新たな試みをなさった方でした。個人的には好きな政治家で、今のロシアにはいてほしい方でもありました。残念でなりません。

 そして、稲盛和夫氏の訃報がありました。京セラ、KDDIを設立し、JALの経営の立て直しや、日本の企業力、経済を引っ張ってくださった方です。高齢とはいえやはり残念です。いつの日か、稲盛氏のような優れた方が現れてほしいと願います。

 さて、話は変わって、ご主人様はこの二日間、ゴルフの合宿に行ってまいりました。お近くのゴルフのお仲間で、場所は群馬県のとあるゴルフ場です。今回で四回目の参加です。

 昨年は凄い残暑でしたが、今年は涼しくて気持ちが良かったです。夏を追い出すように秋の風が吹き、きちんと季節が巡ることが嬉しいですね。

 気候は最高なのに、ご主人様のボールはあちこちと行ってしまい、結構大変だったようですが・・・

 このゴルフ場は食事も美味しくて、1泊二日のプレーセット料金もお得で、そして、楽しいお仲間がいてくださり、いうことありません。

 最後はケーキでお開きとなりました。ご主人様は随分と楽しそうでしたよ。

 

 

ある日のバースデー

 少し気温が下がったようですが、まだまだ蒸し暑いですね。

 さて、八月のとある日は、ライアンのバースデーがあります。勿論、もうお亡くなりになっているのですが、ご主人様は毎年、この日には「お誕生日ですね。今何歳ですよ」と話しかけてはお祝いするそうです。その昔、ケーキを持ち寄り、お仲間とワイワイと楽しく過ごしたことが思い出されました。本当に楽しかったな~。今となれば懐かしい思い出ですが。

お花も添えて・・・

 蝉の声も心なしか小さくなっているようです。小さい秋はもうすぐですね。
 

 

お盆

 今日は終戦記念日です。77年という歳月が過ぎました。戦争は傷つけあうだけで、何の得策でないことは十分に学んでいるはずなのに、それでも歴史は繰り返すのでしょうか。今もある戦争や、あまりにひどすぎる格差や貧困をニュースで見るたびに胸が痛みます。とご主人様は言っておられました。

 さて、お盆です。お盆は、家族でお墓参りをして家族で過ごす。というのが日本の風習としてあります。田舎もなく、特にこだわりがなくても、やはり家族と会い、一緒に食事をして過ごす方々は多いのでは・・・

 ご主人様も、昨日、家族と久しぶりに会い、食事を致しました。いつもの焼肉屋さんです。レバーにギャラに冷麺。カルビとか、タン塩とか、カキご飯とかたくさんあったのですが、つい、写真を撮るのも忘れ、先に食べてしまいました。皆さんにお見せしたかったのに残念。

 久しぶりの焼き肉は美味しかったです。炭火はやはり違いますね。皆と会えて、お盆気分を味わい、ちょっぴり幸せでした。外で飲むビールも久しぶりで、少し飲みすぎましたが・・・たまには良いかな?とご主人様は言っておられました。

 明日も暑そうですが、熱中症にならないよう気をつけますね。

 

ご主人様の本便り

 早いものでお盆になりました。きっと、実家に帰ったり、ご家族と会ったりと忙しいことと思います。台風が心配でしたが、今のところ落ち着いているようですね。

 さて、ご主人さんの本便りです。

よく、雑誌とかでいろいろな方々の「おすすめの本」という特集を見ると、つい買ってしまいます。そして必ず紹介されるのが、梶井基次郎氏の「檸檬」です。

 著者は若くして病に侵され31歳でこの世を去りました。その生きたいという切望と、死にゆく肉体の悲しさ、屈辱がよく描かれています。まさに名作。素晴らしい文章です。無念です。お元気でもっと沢山書いてほしかったです。

 そして武田百合子氏もよく紹介されます。作家の武田泰淳氏の奥さまですが、その文章は体裁を重んじることもなく、本音をズバズバと書いているので、それだけでも楽しくなりました。今でこそ、ズバズバと書く作家は多いかもしれませんが、大正生まれのその時代には珍しいことだったと思います。それがまず、凄いと思いました。

 富士日記 遊覧日記 日日雑記 ことばの食卓・・・

 そして再び山本文緒氏。「プラナリア

「恋愛中毒」で好きになり、いろいろ読んでおりますが、これも面白かったです。

 乳ガンの手術をして、それから何もかも上手くいかない。無職をテーマにして、その生きづらさを描いています。出口がなく、もがいている様子が、何とも、誰にでも心当たりがあるような気がしますね。

「三千円の使い方」原田ひ香 著

 経済書のような小説で、いかにお金を大切に節約することが大変か!と思いました。人生は三千円の使い方で決まる。なるほどです。もう少し、若い時に読んでおけばよかったと思いましたね。今更、遅いのですが、お勉強になりましたよ。

 そして「掃除婦のための手引き書」ルシア・ベルリン 著

毎日バスに揺られ、掃除の仕事をする。そして、毎日、死ぬことを考える掃除婦。

 生きるということは生半可ではないのです。苦しいやら悲しいやら、つまらぬ差別になったり、美しくもないのです。しかしながら、それゆえ、逞しく生きていかなければならないのです。と、教えられているような気がいたしました。

 お友達のNさんのお勧めだったのですが、良い小説でした。一時期、評判にもなりましたね。

 ご主人様はここ数日はしっかりお休みするそうです。また、本を読み、音楽を聴き、たまには、ゴルフに練習もしようか? と思っているようです。

 お盆のこの季節、どうぞ、楽しくお過ごし下さいませ。

向日葵

 このところ、少しばかり涼しく感じますが、少し前はもの凄い猛暑でした。そして、ある場所では大雨で洪水が起きたり、世界のどこかで熱波で草木が燃え、毎年のように起こる自然の現象には只々見守るしかないという気がいたします。

 政治と宗教団体の結びつきが問題視されています。まさに政治とカネ。実はスポーツにも関係があるんですね。オリンピックも金メダルではなく、カネの世界だとは驚きました。公人と呼ばれる方々はきちんとしていただきたいとつくづく思いますね。

 今日は広島原爆の日です。あれから77年だそうです。この非道で残酷な出来事を忘れてはなりません。そして、世界に向け伝え続けなくてはならないのです。

 ご主人様は勿論、戦後の生まれで、この出来事を目の当たりにしてはおりませんが、それでも、八月の太陽を見ると、なんとも悲しい過去の歴史を考えてしまいます。

 どうか、この悲しみが二度と起こりませんようにと祈りばかりです。

 さて、ご主人様はとある夏の日に向日葵を飾ります。亡き妹が好きな花だからです。

ケーキもお供え致します。すると、不思議なことに嬉しそうに笑う亡き妹の顔がふっと浮かんでくるのです。

神壇に飾るゆりも綺麗に咲いています。

 八月はお盆があるせいか、懐かしい思い出がふと蘇ってきたり致します。

 それは一斉に鳴くせみ時雨のせいでしょうか。

 きっと、その鳴き声がいろいろな夏を思い出させるのでしょう。そのように思います。とご主人様は言っておられました。

ご主人様のシネマ便り

 コロナの感染者が増えているようですね。これからどうなるのか? どうすればよいのか? 塩野義製薬のワクチンも承認されず、出口が見えないまま、ただ、今まで通りに大人しく収まるのを待つしかないのでしょうか。ニュースを見るたび、鬱々としているご主人様です。

 羽生結弦選手が引退をし、今後はプロスケーターになるという報道がありました。寂しいことではありますが、十分すぎるくらいにやり遂げたと思います。素晴らしい選手でした。長い年月の間、数々の感動を与えて頂きました。感謝の気持ちしかありません。これからも勿論応援させてくださいね。そんな気持ちです。

 さて、ご主人様のシネマです。ご主人様は先日、「エルヴィス」を見たそうです。もうすごく感動したと言っておりました。

 「エルヴィス」はあの伝説のロックンローラーエルヴィス・プレスリーの映画です。それによると、エルヴィスは子供時代を黒人移住地区で暮らしていたそうです。そして、黒人音楽、いわゆるゴスペルを聞き、影響を受けたとあります。なるほどだと思いました。あの心を揺さぶる歌声はゴスペル以外の何物でもないのですから。

 エルヴィスはシャイで、甘えん坊で、ナイーブな青年です。人前に出るなどとんでもないと思いしや、ステージに出た途端にまるで水を得た魚のようなパフォーマンスを繰り広げるのです。

 スターの階段を上り、輝く光を浴びるエルヴィス。そして、一人の人間により、食い物にされる闇の中のエルヴィス。まさに、光と影。

 エルヴィスをオースティン・バドラーが、悪名高いマネージャをトム・ハンクスが演じておりました。素晴らしかった。今も思い出すと、その一場面が浮かんできます。

 まだ上演しておりますので、是非・・・