続・本を読むご主人様

今日はいきなり夏日のようで、暑いです。ちょっと散歩してみたのですが、日差しは強いし、のどは乾くし、飲み物と帽子をちゃんと準備をするべきでした。と反省のご主人様。

さて、ベストセラーの本がありますね。
君たちはどう生きるか」です。
原作は吉野源三郎氏。1935年に書かれたものです。その時代は戦前とはいえ、戦争のきな臭い空気が流れており、かなりの危機感があったのでしょう。そんな中のこれからの生き方を問う作品です。
ご主人様が読んだのは、原作でもなく漫画でもありません。
NHK100分de名著「読書の学校」の中で、池上彰氏の特別授業の本です。大変面白く、勉強になりました。ここには道徳と生きる哲学が満載で、読み終えたら頭の中が整理されスッキリ致しました。

1935年と言えば、どの世界も国家が全てであり、個人の尊重などなかった時代です。右と言えば右と言うしかなかったのです。然しながら、どのような事柄でも、まずは考えてみることの重要性、自分を知ることをここでは教えてくれています。

何故だろう?何故かしら?どうして戦争が起こるのか?どうしていじめがなくならないのか?
世相に流されず、自分の考えを持つことの大切さ。それはこれから生きるため必要なのです。

どちらかというと、大人の方に人気があるようですね。本に出てくる大人の叔父さんのやり方、役割を見て、自分もそんな思いやりを持ち、きちんと言え、説明できる大人になりたい。と思う方が多いようです。実にこれは素晴らしいことです。本を読むことによって、視野が広くなり、今までよりほんの少し賢くなったような気がします。それが「読書の学校」の狙いかもしれませんね。

同時に中野京子氏の「シンデレラ」、齋藤孝氏の「銀の匙」も読みました。世界一有名なヒロイン「シンデレラ」の謎に迫ります。そして、「銀の匙」では美しい日本語、表現の素晴らしさ、本を読むことの楽しさを教えられました。共に素敵な本でした。
たまには公園に行ってゴロンとなって読書しようかな?とご主人様。