ご主人様の本便り

 先日の大雨、台風は大変でしたね。大きな被害もあり、ニュースを見る度、ご主人様は心配そうにしておりました。自然災害だけはどうすることもできず、ただただ、平穏な日々があることを祈りたいです。

 良いニュースは俳優の役所広司さんがカンヌで賞を頂いたいことや、将棋の藤井総太さんのご活躍、そして、大谷選手ですね。日本人の活躍は凄いですね。そんなニュースがたくさんありますように…。

 さて、ご主人様の本便りです。ご主人様はいろんな本をお読みになったようですが、少しだけご紹介いたします。

「ミシンと金魚」 永井ミミ 著

 とにかく悲しい話です。不幸を絵にかいたような一人の女性。だがしかし、最後には温かくなる話でした。読み終えて、傍にやさしい人がいて、良かったねと主人公に言いたくなりました。

「まぶた」 小川洋子 著

 現実と悪夢と…幻想的な短編小説で、ちょっぴり怖くてぞくぞくしながら読みました。小川洋子さんのこのぞくぞく感はやはりすごいです。

「真綿荘の住人たち」 島本理生 著

 真綿荘というアパートに住む人たちの話です。一癖も二癖もある住人たちで、その不思議な人間関係が面白かったです。常識では考えられないような事柄もありますが、それでも、一生懸命に生きて、一生懸命に誰かを好きになり、それで、いいじゃないか。そんな気がいたしました。

 「九十歳。何がめでたい」 佐藤愛子 著

 佐藤愛子さんのエッセイです。本音がズバズバで、楽しい本でした。

なるほど、そうか!と唸らせる内容で、読んだ後は気分もすっきりです。

「シナという女」 森揺子 著

 男女の機微を描いた短編集です。しっとりと洗練された物語が綴られています。森瑶子さんは大変、人気のあった作家で、その昔、ご主人様も好きでよく読んでいたようです。また、別の小説を読みたいなーとご主人様。

「愛をさがして」 フランソワーズ・サガン 著

 余命を告げられる一人の男。その心模様を描いています。最後のオチが良いです。人間は滑稽な生きもので、だからこそ、人生は楽しいのだと思いました。

「グットラック」

 幸せになるための自己啓発本です。幸運を得るためには努力が必要で、当たり前のことではあるが、なるほどと思わせる内容でした。ベストセラーの本です。

 と、ご主人様は言っておられました。多くは図書館で借りたものですが、本当に図書館は有難いですね。またの本便りは後日…。