快挙です!ノーベル医学生理学賞!

明るいニュースが飛び込んできました。8日に山中教授の研究「ips細胞」が世界に認められたのである。
素晴らしいですね。何でもこのips細胞は自分の元気な細胞を使い、体の弱い部分を直していく。というもので、とても分かりやすい。
今まで、治らないとされていた難病や、また、臓器移植をせずとも治せる可能性があるのです。自分の体は自分で治す。元々、自分自身のものなので、拒絶反応があることもない。まさに画期的な研究ですね。
山中教授曰く「今まで難病で苦しんでいた方に少しでも役に立てれば・・・ただ、今はまだ始まったばかりで、これからもっと、研究をしていかなくてはなりません。」と、実に優しく謙虚なお方。
生きていくうえでの「健康」は誰もが関心を持つことで、心から待ち望んでいた人も沢山いることでしょう。本当に嬉しいニュースでした。
さて、1週間前になるが、「小唄ライブ」に行ってきました。いえいえご主人様が歌うわけではありません。ジャズ仲間のNさんが司会をするのです。
Nさんの司会は凄く良かった。本当に上手。
小唄は三味線の音色に、言葉にできない心模様を綴り、何とも言えない粋な代物。
だがしかし、同じ旋律が多いので、少々、飽きてしまいそうになるのであるが、Nさんの司会は次の歌を興味深く説明をしてくれるので、ついつい次の歌も真剣に聞こうという気持ちになるのである。お客様を飽きさせない司会。素晴らしかったです!
このライブは無料であるのですが、お茶やお菓子もご馳走になり、何だか、申し訳ないくらいである。そして、パンフレットがこれまた、凄いのです。
全ての歌の内容やその歴史まで載っていて、思わず興味を持ってしまいそうな立派なものでした。お客様に喜んでほしい。という「一期一会」の心いきが感じられる。きっとお師匠さんは、いろんな作法を身に着けた素敵な方だと察する。「和」の文化っていいな。そして、「小唄」は難しい。そう感じた一日でした。
「和」といえば、お芝居に行きました。三越劇場「新派名作選」演目は「葛西橋」どっぷり「和物」であります。
主演の市川春猿さんの見事な女っぷり?に見とれ、市川月乃助さんの切ない位の男っぷりに惚れ、そして、市川笑三郎さんの静かな演技が芝居を引き締めていました。春猿さんは猿之助さんのお芝居で何度か見てます。ヤマトタケルでも愛する人の為に命を絶つという健気で悲しい役を演じていましたっけ。
今回のお芝居は一人の「男」をめぐる、姉妹の愛と葛藤。と言えば、ドロドロのようですが、その中には悲しきかな、優しい姉妹愛が交差するのです。女心をアチコチに散りばめ、ちょっと切ない物語。
春猿さんは、いつ見ても艶やかで、美しいのです。声も綺麗で、羨ましいくらい女っぷりがイキイキしているのです。今回は3人の女性を演じましたが、品を変え、声色を変え、見事な三役でした。少しでもいいからあの「色気」ほしいな〜とため息のご主人様。「和」の心を満喫したようですよ。