ご主人様のお芝居

 新型ウィルスは世界的に拡大しているようですね。心配だな~先日から「不要不急でない限り、外出は控えましょう」と厚生労働省が仰るのですが、どこからどこまでが不要不急といえるのか?その選別が難しいところです。そんな中、Q子と、あるお芝居に伺いました。さいたま芸術劇場公演のシェークスピア「ヘンリー八世」です。

 王様役は阿部寛氏。カッコよかったですね。素敵な王様をウットリと見ておりました。

 そして、出世のために政略を張り巡らす司祭は吉田鋼太郎氏。こちらもカッコよかった。芝居が上手ですね~。

 ヘンリー八世は、今のエリザベス女王のお父様、そして、英国王室史上、もっともスキャナダルな王として知られています。それはカトリックなのに離婚し、新たなお妃を迎えたからでしょうか。芝居の中ではお世継ぎ問題に苦悩する王様の姿もあれば、一歩外に出れば、嫉妬、欲望がうごめき、シェークスピアならではのシリアスな人間模様があぶり出されます。

 演出も素晴らしかったです。エリザベス誕生のお祝いの場面では、それぞれの観客に旗が贈られ、それを振る場面があるのですが、まるで一緒に舞台に立っているような気分でした。これも演出ですね。本当に素晴らしかった。次回のシェクスピアも伺いたいです。

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 帰りは、いつものお寿司屋さんです。久しぶりに緑茶割りを頂きました。美味しかったな。あら、ここにも王様が?違ったかな。

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