た・ま・ご

お相撲の大鵬氏の訃報がありました。
「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉ができるほど、国民から愛され、世の中を明るくしたお方。昔はこういう方がいたのだなぁ〜とちょっぴり懐かしく思うご主人様。
その当時のリアルタイムではないご主人様ですが、卵に関しては良く覚えていることがある。昔は卵って相当な高級品で、そんなに頻繁には食べられなかった。確か1個、4円〜6円くらいしていて、今のお金だといくらかわからないけど、ばら売りで売られていた。
よく買いに行かされた記憶がある。豆腐も豆腐屋さんが売りに来ていたかな?その頃はお肉も高級品(今もだけど)で、中々口にすることが出来なかった。風邪を引き、具合が悪い方へのお見舞いというと、牛肉やバナナが選ばれ、それはもの凄く吃驚するほどの品だった。
バナナはその後、安くなりましたけどね。
さて、卵である。
以前、トーク番組に料理研究家の「小林カツ代」さんが出演されていて、何と、鶏を飼っている。と言うのだ。鶏って、いとも簡単にポコポコと卵を産むように思うけど、実際はそうではなく、ひとつの卵を産むたびにとても苦しい表情をするそうで、それを見ていると、自分も同じように苦しい気持ちになると。
その時から、産まれたひとつの卵に感謝をして美味しく食べてあげなくちゃ〜と思うようになった。という話だった。
ご主人様もその話に同感で、その頃から、動物性たんぱくがたっぷりある栄養満点の卵の普段は、今の時代、安すぎるなぁ〜と感じていたのだ。
最近、10個で1,000円位する高級卵が売れているようですね。ごく普通の卵は1個25円〜30円位だから、100円というのは高いように感じるけど、先ほどの鶏の苦しみを考えれば、決して高い値段ではないのかもしれない。
昔、ご馳走だった卵焼き、これからはより美味しく頂けそうですね。