不祥事じゃないの?

ここ、数日、騒がせているのは、野球の話。
何でも、今シーズンから、ボールを統一し、飛ぶボールに変えたそうである。あまりにも、ホームランが出るので、おかしい?と選手も、ファンの方も疑問に思っていたようだ。
だが、その事実を公にせず、日本野球機構のトップのK氏はその事実を知らず、よって、これは不祥事ではない。と言う。そもそも、そのボールにはK氏の名前まで入っているというのに、事実を知らなかった。と言う事が、まずは不祥事じゃなないの?
組織の成り立ちや、コミュニケーションが全くできていない様、そして、K氏の無能さも浮き彫りになってしまいました。
それって、いじめの事実を全く知らなかった先生方や、セクハラにも気が付かずにいたスポーツ団体のトップも同じで、ハッキリ言って、知らなかった訳はないじゃない!
K氏は、元は官僚で、とある国の大使を務めた方。なので、今の仕事は天下りなのか?あるいは野球好きを理由に頼み込んだのか?は分からないけど、優秀な人生を歩いてきた割には、実にお粗末な結果になりました。
抗議のメールは、メーカーのミズノにも及び、沢山きているそうです。
も一人の不祥事もありました。
復興庁幹部のM氏である。職業:国家公務員として、ツイッターで思いのまま投稿していたのだ。M氏の肩書では福島の復興に向け、被害者支援を担当していたのだが、ツイッターの内容は被害者を罵倒したり、中傷した言葉だったとか・・・それは復興庁全体の中傷にも及ぶ。
不思議なことに、M氏と話をした方は「腰が低く、良く話を聞いてくださり良い方だった」と話しているとか・・・
どこで間違えたのか?いつからか「上から目線」の人生を歩み、常に自分が正当で正しく勝者であり、他のものは全て敗者なのだ。こちらもお粗末な結果となりましたね。
でも、これは、あくまで一部分で、国家公務員と呼ばれる偉い方の中にも、常に「上から目線」の考えを持つ方も沢山いる。今回のことで、組織も含めて、いろいろと考えて頂きたいし、反省もして頂きたい。結局、謝罪をし、辞任とかになると思うけど、本人は、きっと、反省も、不祥事だとは思わないでしょう。悲しきかな?自分本位のバラ色の人生は、そうたやすく変えられないのです。
今回のことで、言葉の大切さが身に染みました。昔、神様は人に言語を与えました。それは、人としてコミュニケーションを取る唯一の手段だったからです。そのうち、同じ言語を使い、思いのまま言葉を発すると、争いも起きてくる。そこで、それぞれの人にそれぞれの言語を与えたという。それは、分かり合えない個人と、コミュニケーションをとれるよう努力しなさい。と言う意味であった。
言葉はその人自身。独りよがりの発言やつぶやきは、他との触れあいがないことを物語っているのかもしれない。
これは寂しい事ですね。