ご主人様のシ・ネ・マ

このところ、ご主人様は映画館に出向いている。わずか2時間の別世界への旅であり、そこには新たな発見があるのだ。

まずは「海難1890

1890年に和歌山県の、とある村にトルコの船が遭難したのです。その時、多くの負傷者を助けたのがそこに住む村人たち。
エルトゥールル号遭難事件なのだ。
時は過ぎ、1985年。
イラン・イラク戦争勃発時に、テヘランに取り残された日本人の救援のため、トルコ政府が救援機を飛ばして救出したのだ。
実話と言うのだから驚きだけど、言わば「恩返し」で、実に良い話で、さわやかな気持ちになった。
歴史は正しく伝えられなくてはいけないし、人様に助けて頂いた記憶は忘れてはならないのです。
恩を仇で返すのは、人道的ではありませんね。世界もこのようになればよいのにな〜と思うご主人様。

続いて「バーレスク」ミュージカルである。

映画と言うより、まるで、ショーを見ているようでした。
歌手をめざし、田舎から都会へ上京するヒロイン。初めてドアをノックしたのが「バーレスク」というライブハウス。
扉が次々に開かれ、やがて本物のシンガーになる。というサクセスストーリー。勿論、その中に恋愛あり!愛憎あり!店の経営不振!などがあるのだが、非常に分かりやすい話である。ミュージカルは単純な話が良いワネ。

ヒロイン演じるのは「クリスティーナ・アギレラ」。実に素晴らしい歌唱に吃驚!体からすべてをさらけ出すような歌には、思わず、ご主人様もジンジンと震えてました。
共演のシュールの歌声もあっぱれ!映画館を出た後、何故か叫びたくなりましたね。これは見てよかったと言うしるしですね。

最後に「マイ・ファニー・レディ」

ある演劇プロデューサーの「男」がある娼婦とひと時を過ごすのだ。そこから「偶然」が「偶然」を呼び、それは悲劇か?喜劇か?かなりのドタバタではあるけれど、お洒落な大人の会話がイッパイ詰まっていて、とにかく楽しかった。ジェットコースターに乗っているような気分で、次々に山あり谷ありなのだ。
そして、最後はハッピーエンド。これも良い。
「人生、くよくよして何になる。」そう思いましたネ。

ご主人様はもう一度つぶやくのです。
「人生は短い。くよくよして何になる。」と。