ツナグ

先日、TVで映画「ツナグ」を見た。良い映画だった。
もう二度と会えない大切な人に一度だけ会える。そして、それをツナグ人の話である。

昔、「ゴースト」という映画があって、とても感動した記憶がある。
こうゆう映画や小説は数多くある。何故だろう?
それはあり得ない話だからだ。
それでも、せめて一度だけでも会えたらと、かすかな夢を見てしまう。
会いたい人は誰ですか?と聞かれれば、それはライアンに決まっている。
もしも、会えることができるのなら、その人に感謝し、思い切り抱きしめてあげたい。とご主人様は思う。
同じ思いの方も沢山いらっしゃるのでしょう。

映画の終わりには「残された者には、その大切な人の死を背負う義務がある。目には見えなくても、その人は自分の傍にいる」と。
時代も世の中も、そして、人の気持ちも移りゆき変わりゆくものだけと、大切な死者への思いは決して色あせることはない。
会えないからこそ、今まで以上につながっているのだと思う。